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2009年11月13日

英国銀行RBSグループの決済システム侵入して世界のATMから8億円 このエントリーを含むはてなブックマーク

英国銀行のコンピューターに不正侵入し、世界主要都市のATMから900万ドルを盗み出したという驚きのニュースが流れています。

『米司法省は11日、英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の米決済処理部門RBSワールドペイのコンピューターシステムに侵入 し、世界主要都市にある現金自動預払機(ATM)から900万ドル(約8億1000万円)を盗み出したとして、米ジョージア州アトランタの連邦大陪審がロ シアや東欧のハッカー8人を起訴したと発表した。  同省によると、ハッカーはコンピューターシステムに入り込み、データを盗用してATMカードを偽造。これを利用して日本や米国、イタリアなど少な くとも280都市の2100台に上るATMから現金を引き出した疑いがある。昨年11月初めに実行され、わずか12時間以内で行われたという。』
(情報:asahi.com)

もう少し詳しい話を書くと、RBS傘下のワールドペイが持つ米国決済処理のシステムがハッキングを受けたのは2008年クリスマスの少し前で、世界中のATMからクローンカードで膨大な現金が引き出されていることをFBIから知らされました。ワールドペイは世界中のインターネット、電話、ファックス、メールを使って支払いを行うことができるのですが、これらの多彩な手段を用いて12時間以内に現金を盗みとられたのです。

FBIの報告では、49の都市(アトランタ、ニューヨーク、モスクワ、香港など)で同時に引き出しがあったとのこと。事件自体は1年前の話ですが、意外に知られていないようなので取り上げてみました。週刊マガジンで連載が再開されたブラッディマンデイに登場するウィザード級のクラッカーがいるのかもしれません。



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posted by 吉澤準特 at 02:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話

2009年10月17日

客先で自分のPCが差し押さえられたら? このエントリーを含むはてなブックマーク

IT業界って客先常駐が多いですよね。

この数年、セキュリティ事件が数多く発生していますけど、これを受けて、ある程度大きな企業であれば、協力会社や派遣社員などの外注が社内常駐する際、契約書とは別に、個人単位でセキュリティに関する誓約書を書かせるところが増えてきました。

私の知る限り、その文面には、「セキュリティインシデントが発生した場合、調査に全面協力します」的な文言が大抵書かれています。でも、この文面を真正面から解釈すると、実は相当に恐ろしいと私は思うのです。

これって、あなたの行動が原因で情報漏洩絡みの損害がクライアント企業に生じた場合、状況証拠として作業PCの差し押さえもあり得るわけですよ。

一般的に、客先に出入りしている管理職レベルの人なら、自分のPCに自社の機密データをいくつか抱えているものです。他にも、以前他社に常駐した際に作った成果物などがたんまりPCの中に蓄積されていることも想像できます。

これを全部差し押さえられたら、自分の会社の機密漏えいになってしまいます。分かりやすい例を出して説明してみましょう。

あなたはI社の金融系エンジニアです。この3年間、A銀行で基幹システムおよびサービスの保守・運用に携わっていました。今年からはB銀行に常駐してプロジェクトを進めています。

しかし、運悪くあなたの所属するプロジェクトのいずれかのPCに未知のコンピュータウイルスが侵入し、今所属しているB銀行の資料が一部ネットに流出していることが分かったとします。このため、B銀行では当該プロジェクトにかかわっている人の作業PCを全てデータチェックすることになりました。この結果、あなたのPCもB銀行に一時押収されていまいます。

このとき、あなたのPCにB銀行以外の機密データが入っていたらどうしますか?

仕事をスムーズに進めるため、過去のプロジェクトで作った資料やデータは全てPCのHDDに保存していた、他チームが作っていたいくつかの重要な経営管理資料も一緒にコピーしていた、なんてことは結構よくある話です。これを押収された場合、今度はA銀行のデータが情報流出ということになってしまいます。

こんなことになったらどうするんですかね?
私がこんな状況に陥ったら、業界から抹殺されてしまうくらいヤバイです。

作業は必ずクライアント貸与PCでを使う、自社PCには過去のデータを保存しない、など対策を練っているIT企業もありますけど、おざなりにしているところをもあるみたいですよ。

あなたの会社もあなた自身も、大丈夫ですか?


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posted by 吉澤準特 at 22:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話

2009年10月12日

データセンターで起こったサービス停止の意外な理由ランキング、第1位:FBIによるサーバの押収 このエントリーを含むはてなブックマーク

出落ちです。タイトル通りの記事が少し古いですが、ITmediaの新野さん(編集者)の個人ブログで紹介されていました。大元はCBSニュース。

情報によると、2009年4月2日に米国テキサス州のデータセンター企業であるCore IP Networks社は、午前6時にFBIの家宅捜索を受け、全データセンターのシャットダウンとサーバ機器の押収という事態に直面したそうです。その結果、顧客50社の電子メールやデータベースが失われ、通信キャリアも顧客だったために、一部の緊急通報電話(日本の110番)さえ通じなくなったとのこと。データリカバリに数日は数日で終わる程度のことだ、とはFBIのコメントです。

私もデータセンターに絡んだ仕事をすることがありますが、捜査当局によるガサ入れでサービス停止に陥ったなんて話は聞いたことがありません。サーバ停止による被害賠償をFBIはしたのでしょうか。記事元を読む限り、そんなことは何もなされていないようですが。米国クオリティ、恐るべし。



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posted by 吉澤準特 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話

ネット史上最大の惨事、マイクロソフト子会社がユーザーデータを全て消失?→一部復旧可能の可能性もあり このエントリーを含むはてなブックマーク

マイクロソフトはT-Mobileと組んでユーザ向けのオンラインストレージサービス(T-Mobile Sidekick)を展開していますが、アップグレード対応のためのバックアップ処理をミスしたために全てのユーザー保管データが消失した可能性がきわめて高い、とのコメントを発表しました。

ご存じない方へ説明すると、サイドキックとはT-Mobile社のスマートフォンで、オンライン上にユーザのアドレス帳やデータやメールなどを保存するサービスがあります。今回、これらデータをうち、オンライン上にしかないものは全て消えてしまった、という状況の模様です。

データソースはテッククランチ。Danger社の公式声明も下に載せておきます。

『Microsoftの子会社でスマートフォンのSidekickを製造販売しているDangerとT-Mobileが発表したところによると、 Microsoftのサーバのエラーのせいで保管されていたユーザー・データがすべて失われたおそれが強いという。つまりユーザーの連絡先情報、写真、カレンダー、to-doリストなどが、ローカルにバックアップを取ってあったのでないかぎり、消えてしまったわけだ。Sidekickの電源を切っていなければ、端末に保存されていたデータだけは、バッテリーが切れないうちに処置すれば救出できるはず。それ以外のデータは絶望のようだ。 Microsoft/Dangerは「サーバのデータを修復できる可能性はきわめて低い」としている。』

日本では、以前、NTTデータがDoblog(ドブログ)のバックアップミスでユーザデータを損傷してしまい、そのままブログサービスが停止した件がありました。マイクロソフト絡みでは、1年以上前、教えてネットで同様のデータ損傷があったと記憶しています。

続報が気になります。



(10/12続報:asahi.comからの転載、マイクロソフト&Danger社の公式コメント)


T-Mobileは「その後の作業により、消失したコンテンツの一部を回復できる可能性が示された」と述べた。

 永久にデータが失われたユーザーは、T-Mobileサービスまたは製品で有効な100ドルの「顧客感謝カード」が提供される、と同社は声明で述べた。

 T-Mobileは、「該当するユーザーには、詳細を14日以内に提供する。ユーザー側では何もする必要はない」と述べた。「しかし、われわれは、顧客の大部分に対して、個人コンテンツの回復が可能だと依然見込んでいる」(T-Mobile)

 今回の発言は、これまでの発言とは大きな変化を示している。同社およびMicrosoftは米国時間10月10日、同時点でユーザーの端末にないデータは永久的に消失したと述べていた。

 週が開けた12日、両社からの正式なコメントはないが、データ回復作業に明らかな進展があったようだ。



(10/11続報:マイクロソフト&Danger社の公式コメント)

T-MOBILE AND MICROSOFT/DANGER STATUS UPDATE ON SIDEKICK DATA DISRUPTION
Dear valued T-Mobile Sidekick customers:
T-Mobile and the Sidekick data services provider, Danger, a subsidiary of Microsoft, are reaching out to express our apologies regarding the recent Sidekick data service disruption. We appreciate your patience as Microsoft/Danger continues to work on maintaining platform stability, and restoring all services for our Sidekick customers.
Regrettably, based on Microsoft/Danger’s latest recovery assessment of their systems, we must now inform you that personal information stored on your device such as contacts, calendar entries, to-do lists or photos that is no longer on your Sidekick almost certainly has been lost as a result of a server failure at Microsoft/Danger. That said, our teams continue to work around-the-clock in hopes of discovering some way to recover this information. However, the likelihood of a successful outcome is extremely low. As such, we wanted to share this news with you and offer some tips and suggestions to help you rebuild your personal content. You can find these tips at the T-Mobile Sidekick Forums (http://www.t-mobile.com/sidekick ). We encourage you to visit the Forums on a regular basis to access the latest updates as well as FAQs regarding this service disruption.
In addition, we plan to communicate with you on Monday (Oct. 12) the status of the remaining issues caused by the service disruption, including the data recovery efforts and the Download Catalog restoration which we are continuing to resolve. We also will communicate any additional tips or suggestions that may help in restoring your content.
We recognize the magnitude of this inconvenience. Our primary efforts have been focused on restoring our customers’ personal content. We also are considering additional measures for those of you who have lost your content to help reinforce how valuable you are as a T-Mobile customer.
We continue to advise customers to NOT reset their device by removing the battery or letting their battery drain completely, as any personal content that currently resides on your device will be lost.
Once again, T-Mobile and Microsoft/Danger regret any and all inconvenience this matter has caused.


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posted by 吉澤準特 at 14:25 | Comment(0) | 注目記事

2009年10月09日

こんなボーナスなら貰って嬉しい、という妄想 このエントリーを含むはてなブックマーク

年末が近づくにつれて、冬のボーナスについてチラホラと話を聞くことが増えてきました。私もスズメの涙ながらボーナスをもらえるみたいなのですけど、それを何に使うべきか、悩みます。

そもそもこういった悩みもボーナスをお金でもらうからですよね。だったら、お金以外の形でもらうことができたら悩む必要もないのでは!と短絡的に考えた結果、こんなボーナスだったらもらいたい、という私個人の独断と偏見をまとめてみました。

・強制有給休暇ボーナス

休みが取れない多忙な職場にいる人なら、有給休暇っておいしいの?、ぐらいの無縁生活を送っているケースも少なからずあるはず。そういう人には無理やり会社を休ませることでボーナスにするってのはどうでしょう。

などと書いている傍から、そもそも普段から休めない人を強制的に休ませたら、多分周りも本人もあとで皺寄せがたくさんくると思うので、これは却下。

・社外トレーニングボーナス

日頃から興味深いセミナーやトレーニングは数多く開催されているのですけど、平日に開催されても本業があってなかなか参加できないんですよね。しかも、有料セミナーの場合、自腹で参加するのはなんだかもったいない。そんな人なら、ボーナスの名目でそういったトレーニングに優先参加させてあげてもいいんじゃないかと思います。私自身、気になるセミナーがたくさんあるのですけど、今現在の仕事と直接関係していないものは業務時間中に参加しにくいんですよね。

でも、これって勉強熱心な人じゃないと嬉しくないですね。

・一口馬主ボーナス

会社契約でJRAの馬を囲ってしまい、その馬の一口馬主になる権利をあげるというのはどうでしょう。馬主になってみたいと思う人は老若男女問わずに実は多いはず。彼氏彼女にも「馬主なんだ」と自慢できますし、その馬が週末の競馬場で走るとなれば興奮も高まりましょう。子供だって喜びます。

これは悪くない案だと思うんですけどどうでしょう。社台ファームとかと契約して良い馬回してもらいましょうよ。G1に勝ったら会社を挙げてお祭り!

・海外ボランティア活動ボーナス

狭い日本でせせこましく働き続けていると、ある日突然、海外で社会貢献したいなんて思ったりもするものです。海外青年協力隊みたいなところとタイアップして、1か月の海外ボランティア生活ができるようにしたらどうでしょう。もちろん、その期間中の給料は会社が保証します。じゃないと、ボーナスにならないですしね。

本業で培った知識を生かせる海外ボランティア先があれば、自身の経験にもなるし本業にも活きるし、一石二鳥ですよ。

・転職活動ボーナス

リクルートでは30歳になると独立開業資金を渡して独立を促すと言われています。そうやって育っていった人材は将来リクルートに何らかの形で貢献してくれることが期待できるからだとか。同じことを転職活動ボーナスという形で支援する会社があれば面白いと思います。短期的には自社のリソース流出になるかもしれませんけど、長期的にみれば、有能な人材が集まってくると思いますよ。

ちなみに、転職活動をするとボーナスを出してくれるというところ、実際にあります。例えばこちらでは転職成功で二十万円ほどのボーナスをくれるそうです。

(ジョブナス)
http://jobnus.jp/

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posted by 吉澤準特 at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント

2009年09月20日

朝日新聞が官製ITシステムに厳しい件について このエントリーを含むはてなブックマーク

ここのところasahi.comから検査院の勧告絡みで、官公庁の入札案件で過剰コストに陥っているものが立て続けに取り上げられているのですが、ついに悪名高い電子申請システムもその矛先にあげられました。

(電子申請システム、利用率低迷、検査院が改善要求)
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200909180383.html

『検査対象となったのは20の中央官庁の49システム。08年度までの4年間に整備や運用にかかった経費は計約1080億円で、平均利用率は05年度に8.1%だったが、08年度には34%まで上昇した。

しかし、12システムは10%以下と低迷。中でも7システムは1%以下、利用件数も大半が70件以下で、総務省の政治資金関係のシステムは利用が2件しかなかった。

総務省の電子申請・届出システムは、平均年齢86.3歳の高齢者が恩給受け取りの際の住所変更などの届け出に利用できるが、申請はほとんどない。「お年寄りにインターネットでの申請を求めるのは難しい」と担当者は漏らす。

財務省には、たばこ業者が小売り販売の許可を申請するが、1業者が申請する機会は1回だけ。内閣府へは、NPO法人の認証の際、活動報告を義務付けているが、報告を提出するのは活動年度に1回だけという。 』

何か特集でも組むつもりなのでしょうかね。

(競争入札なのに1社のみ応募で競争になっていない官公庁の現実)
 → http://it-ura.seesaa.net/article/128394882.html
(特定ベンダー以外をふるい落とすために細かすぎる仕様書を作る)
 → http://it-ura.seesaa.net/article/124143844.html




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posted by 吉澤準特 at 12:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント

2009年09月19日

競争入札なのに1社のみ応募で競争になっていない官公庁の現実 このエントリーを含むはてなブックマーク

ちょっと目に付いた記事です。

(入札1社だけ、独立行政法人で増加 競争骨抜きに)
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200909190140.html

事実上の随意契約です。単に形式を競争入札にしただけで、実際には特定事業者以外は入札に参加すらできないような条件を付けて1社応札の形にしているという話。

朝日新聞の記事には以下のような例が挙がっていました。

『大学などを評価する独法の「大学評価・学位授与機構」は06年度と07年度、清掃業務の一般競争入札を行った。同機構の共有スペースは4922平方メートルに過ぎないのに、入札参加条件は8千平方メートル以上の床面積の清掃実績がある業者に限定されていた。結局、1社のみが応札し、630万円の契約を結んだ。』

このケースでは、既存の業者だけが適合する条件を付けて1社応札としたのでしょう。同じことはシステム開発案件でもよく見られます。

担当者の身になってみれば、これまで付き合いのある業者の方が仕事がやりやすいのでしょうけど、そういう仕事のやり方をしたければ民間企業に転職した方が幸せです。現在の官公庁の仕事は公共事業の意味合いもあるのですから、特定の業者にだけうまみを与えるようなやり方は適切ではありません。例え手間がかかろうとも、客観的な競争入札を実現すべきでしょう。そして、結果的にはその方が往々にして安くなるものです。

先の清掃業者の話では、翌年競争入札になるよう入札条件を緩和したところ、2社から応札があって、前年630万円の仕事が546万円に下がっています。

このあたりの話は以前のエントリーをご参考下さい。

(特定ベンダー以外をふるい落とすために細かすぎる仕様書を作る)
http://it-ura.seesaa.net/article/124143844.html



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posted by 吉澤準特 at 15:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント

2009年09月15日

ITベンダーの努力を台無しにするIFRSの恐怖 このエントリーを含むはてなブックマーク

巷を騒がせているIFRS(国際会計基準対応)ですが、これがSI企業に大打撃を与えかねないという話を耳にしました。ネタ元は、ITproメルマガに掲載されていた日経コンピュータ:木村岳史さんのコラムです。

以下、当該コラムの内容を一部引用します。

『工事進行基準は、システムが完成してから収益を計上する従来の会計基準と異なり、四半期決算のたびに、工事(=システム開発)の進捗度に見合うだけの売り上げや利益を計上する。正しい収益を計上するためには、事前にSI案件の収益総額を確定し、原価総額を正確に見積もったうえで、精緻なプロジェクト管理が必要となるので、適用に向けたITベンダーなどの負担は並大抵のものではなかった。

それもこれも、会計基準をIFRSに合わせていくためである。IFRSが工事進行基準を適用することを求めているため、日本として止むを得ず工事進行基準の適用に踏み切ったのだ。ところが、そのIFRSを策定している国際会計基準審議会(IASB)が「工事進行基準の適用を止めようじゃないか」と言い出したから、大騒ぎとなった。

IASB がそんなことを言い出したのには諸説あるが、やはり昨秋のリーマン・ショックで、投資家が企業の財務諸表が信頼しなくなったことが大きいだろう。考えてみれば当たり前だが、工事進行基準は、プロジェクトの進捗の判断にさじ加減を加えるだけで、簡単に売り上げや利益を操作できる“危ない会計基準”である。IASB が工事進行基準を止めようと考えても不思議ではない。』


前提知識として、IFRSが何であるかはこちらで知ってください。

(新日本有限責任監査法人:IFRSとは)
 → http://www.shinnihon.or.jp/service/ifrs/about/index.html

要は、「国際的な信用を得て投資対象と見なされるために、投資家が評価しやすい形で財務情報を発表しましょう」ということです。そのためにはこれまでの会計方法を変える必要があり、財務システムなどの改修が必要になるので、会計業界だけでなくIT業界も一緒になって盛り上がっているのです。


IFRS対応は不可避の流れになってきてますから、IFRSで工事進行基準が認められないという事態になった場合、これまで頑張って当該基準に対応してきたSI企業は投資損になりますよね。このままでは、多くのSIerは”使われないシステム”を抱えることになります。

この話はITproの東葛人的視点でも取り上げられています。

(IFRSで工事進行基準は廃止? ITベンダーを悩ます話の深層)
 → http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20090821/335629/

まだIFRSで工事進行基準が捨てられるという話が決まったわけではないようですが、今後のSI業界が抱えるリスク・場合によっては案件のチャンスとして知っておいて損ではない情報だと思います。

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posted by 吉澤準特 at 13:29 | Comment(1) | TrackBack(0) | 業界裏話

2009年09月14日

YahooCU終了、SNSの歴史がまた1つ終わる このエントリーを含むはてなブックマーク

SNSといえばmixiやGreeが有名ですが、実はYahooもSNSをやっています。YahooCUというサービスで、海外のLinkedInのようなビジネス上のコミュニティ形成を目的としたものです。

https://cu.yahoo.co.jp/?m=pc&a=page_o_login&login_params=&ssl_param=1

1年くらいまえにベータ版という位置づけで始まったと記憶しているのですが、そのサービスもベータ版のまま幕を閉じることになるようです。先刻、Yahooからこのようなメールを受け取りました。

『2009年10月19日(月)18:00をもちまして、CUのサービスを全て終了させていただく運びとなりました。

サービス開始以来、サービスの中身を強化し、たくさんのお客様に使っていただける事を目指し、スタッフ一同尽力して参りましたが、今回サービスの終了決定に至りました。今後、CUが皆様にとってビジネス上の人脈管理・拡大の場となりえる充分な利用者数の確保、使い勝手のよい機能の提供を、社として継続的に行うことが難しくなったことが主な理由です。

これまでCUにご登録いただき、ご利用中の会員の皆様には、ご不便をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。』


SNSで収益を上げるというビジネスモデルは難しかったということです。他の類似SNSとの差別化を図ることができなかったのでしょう。2009年9月時点で6544人しか登録していない模様。これではビジネスを軌道に乗せるのは大変難しいことでしょう。

私自身は結構たくさんの知り合いが登録していることもあり、それなりに有意義だったのですけど、Twitterを始めてからはコミュニケーションの場がCUから遠ざかっており、CUの終了もとくに驚きはありませんでした。

もうすこしYahooのメジャー機能と連携できればよかったのですけどねぇ。


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posted by 吉澤準特 at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント

2009年09月03日

Twitterをやっています このエントリーを含むはてなブックマーク

ついったーをとうとう始めました。

私のつぶやきはこちらから見れます。

 

http://twitter.com/juntoku_y

 

ついったー経験者の皆様、

是非ともフォローしてやってください。




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posted by 吉澤準特 at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント





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