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『外資系企業に住む住人の視点からIT業界の出来事を伝えます。』

以前好評いただいた『資料作成の基本』から図解作成だけにテーマを絞って抽出した本が2018年6月23日に発売となります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4799106511

図解作成の基本
本書は「資料」ではなく「図解」の作成に特化しています。図解は、論理的にわかりやすい内容、感覚的に心地よい見た目が好まれます。図形のカタチ(フォーム)と配置(ポジション)で生み出される「要素のバランス」、色の使い分け(カラー)によって醸し出される「コンテンツの強弱」です。それらを「図解キューブ」というモデルで表し、その実践例をチャートとグラフの「図解パターン」として体系的・網羅的に整理しました。これらを「エグゼクティブ図解術」と私は呼んでいます。本書を図解作成のハンドブックとして、ぜひ使ってみてください。


【吉澤準特の本:累計10万部以上】
外資系コンサルのビジネス文書作成術』はロングセラーで重版多数
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2008年02月12日

日立さん、IT大喜利をもう一度
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 今からだいたい2年前、日立システムアンドサービス社が「IT大喜利コン
 テスト」という企画を開催しました。
 
 名前から分かるとおり、ITにまつわるお題に対して面白い回答をしてい
 くというものです。
 
 私はリアルタイムで見ていたので、当時、2chからのネタ投稿が採用
 される様を見て、「笑いを理解している会社だな」とひとしきり感心し
 ていました。
 
 実は昨年の初夏に第2回コンテストも開催されており、最早、この会社の
 名前は一部では伝説になりつつもあります。
 
 ※他にもIT落語などもあります。
 
 とはいえ、皆さんの中にもこのコンテストの存在を初めて知る方もいる
 ことと思います。そこで、今年のIT大喜利コンテストを盛り上げる意味
 を含めて、これまでの秀作をご紹介させて下さい。
 
 
 [お題その1]
 万全のスケジュールで進んでいたはずのシステム開発の納期が遅れてし
 まった。その本当の理由とは?
  
 【答え】
  社内一の美人が「このプロジェクトを最後にやめます」と言った。
  
 【寸評】
  それは仕方ないですね。慰留に相当の時間がかかったことでしょう。
 
 
 [お題その2]
 20XX年発表の新型ウイルス対策ソフト。その驚愕の新性能とはズバリ何?
  
 【答え】
  上司の誘いを巧みにブロック
  
 【寸評】
  定義ファイルの更新が大変そうです。


 [お題その3]
 「マウス」「ブログ」「ネット」「スパム」「ウイルス」のいずれかの
 言葉を使ってあいうえお作文を作ってください。
  
 【答え】
  「ま」また来たよ
  「う」うちの上司は
  「す」スパム並み
  
 【寸評】
  コメントしづらいですが…、光景が目に浮かぶようです。どこも似た
  り寄ったりのようですね(笑)。


 [お題その4]
 二つ折り型」に代わる、人気の携帯の本体収納スタイルとは?
  
 【答え】
  自宅待機型。
  
 【寸評】
  会社の命令なのでしょうか。何とも哀愁が漂う作品です。


 どうでしょう。皮肉たっぷりのものばかりで、私は失笑してしまいまし
 た。さすがIT業界イチのネタコンテスト。
 
 まだ今年の開催日程は発表されていませんが、一昨年、去年と回を増す
 ごとにパワーアップしているので、今回も期待しています。
 
 
 ちなみにお気付きの方も居ると思いますが、こちらの会社、あの有名な
 「セキュリティかるた」や「SE出世すごろく」を製作したところです。
 
 かるたでは、下に挙げた以外にもたくさんの標語がありますから、気に
 なる方は取り寄せてみては如何でしょうか?
 
 (か)肩越しに ショルダーハック 覗き見る
 (る)ルータで 正しく設定 ポートとIP
 (た)大量の パケット送信 DDoS攻撃
 
  (セキュリティかるた)
  → https://it-ura.up.seesaa.net/item/20080201_krt.htm

posted by 吉澤準特 at 03:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話

エンジニア御用達のIT誌
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 みなさんはIT関連の情報をどのように入手していますか?
 
 20年前であれば、専門情報を入手するには専門書籍を購入するか、社内
 に蓄積されている情報(ヒト・文書)にアクセスするくらいしか方法が
 ありませんでしたが、PCやネットが普及してからというもの、インター
 ネット上で多くの情報を入手できるようになったのは事実です。
 
 
 しかし、全てがネット上で情報を収集することが最上であるかと言えば、
 実はそんなことはありません。
 
 第1に、ネット上に存在する多くの情報はかなり断片化されており、情報
 が意味することを深く理解することがなかなか難しいです。
 
 例えば、コンピューターワールドというIT系情報サイトは、Web上の内容
 とほとんど同じ記事を紙媒体でも流通させていますが、後者と比較して
 前者は俯瞰的に情報を知る方法で遅れをとっています。
 
 ウェブの情報はその特性上、どうしてもリンクを辿って内容を追ってい
 くことになりますよね。ですが、各ページに表示されるサイドバーには
 様々な他のニュースコンテンツがあり、どうしても意識が散漫になりが
 ちです。
 
 これに対して、書籍や雑誌を読んでいるときには、その情報だけを読み
 すすめることになり、集中的に知識を吸収することができます。
 
 この差は大きいです。
 
 実際のところ、皆さんもこのメリットを感じて、ウェブ上の情報サイト
 と紙媒体の情報書籍を組み合わせているのではないでしょうか?
 
 既にウェブ上でほとんどの情報を入手できるにも関わらずね。
 
 
 これらの話に関連して、IT業界で活躍する人々は一体どのような情報誌
 を読んでいるのかという質問をmixi上で見つけました。
 
 多くの方が日経BP社が出版する雑誌を挙げていましたね。なかでも、日
 経コンピュータの支持が多かったです。
 
 しかし、そこで挙がっていなかった情報誌にも良いものはいくつもあり
 ますので、私が考えるオススメの情報誌を、購読者のコメントとともに
 以下に紹介しておきます。
 
 
 ▽ 日経コンピュータ
  → http://tinyurl.com/yx3w4o
  
  ・会社で定期購読しているのをきっかけに個人でも買い始めました。
   SaasやSOAなどの最新技術動向や、現状のシステムの問題点、業界
   動向などが毎号確認できるのでIT業界関係者は必読だと思っていま
   す。
   
  ・実際のシステム事例が豊富で参考になります。人気記事の「動かな
   いコンピュータ」は、システム開発が失敗した原因を追っていて、
   大変参考になります。まさに、人の振り見て我が振り直せ、です。
   
  ・SIer、ソフトベンチャーと、IT業界を歩いてきたが、どこの会社に
   勤務している時でも、ずっとこの本は移動時の友だ。紙面刷新して
   から、よりシステム企画に役立つ本に変身した。日経コンピュータ
   と日経SYSTEMSの2冊があれば、ほぼ企画〜概要設計までできてい
   る。ぜひ一読をすすめます。新入社員、いやいや、これからIT業界
   を目指す学生こそ、オススメだ。日経BP社の数あるIT誌の中で生き
   残ってきた理由がわかると思う。
 
 
 ▽ 日経ソリューションビジネス
  → http://tinyurl.com/y56on5
  
  ・「日経ソリューションビジネス」が届くと、真っ先に”熱血!第三
   営業部”を読んでいます。IT営業というとコンサルティングセー
   ルスだ、なんだかんだといって近寄りがたいものがあるのですが、
   ”熱血!第三営業部”を読むと、他の業種の営業とかわらない部分
   が多いことが良くわかると思います。IT営業員のみならず、他の
   業種の営業の方々にもお勧めです。
 
 
 ▽ 日経情報ストラテジー
  → http://tinyurl.com/sn2oj
  
  ・経営戦略や情報戦略の専門誌ですが、読んでみると意外と読み易く、
   理解し易いです。他の企業(一流企業や危機的状況から復活した企
   業)の事例が豊富で、とても参考になります。経営者や起業を目指
   している人は必読だと思います
   
  ・一流企業がさらに現場を革新する為に、どのようなことに取り組ん
   でいるのか。トップの考え方から現場への実践まで、毎号非常にワ
   クワクさせられる内容となっております。企業家精神を学べるので
   はないでしょうか。
 
 
 ▽ Software Design
  → http://tinyurl.com/yxl9s5
  
  ・仕事での関わりが増えつつあったので、購読をはじめてから、こと
   あるごとにセキュリティ関連の記事の要望を出し続けました。昨今、
   セキュリティのネタは尽きることを知らず、自分の方がSD誌の特集
   に追いつかない状態です。つらいけれども、うれしいことです。時
   々Solarisの特集が組まれるのも、捨てがたい。
  
  ・オープンソースから身近なツールまで、非常に幅広いジャンルの情
   報を掲載した雑誌です。流行廃りがあるこの業界ですが、目の付け
   所は先駆者的な特集が多いかとおもいきや、一方では運用面などの、
   今更聞けないような内容をおさらいする特集もあり、幅広い読者層
   に対して優良な情報を発信している雑誌であると感じています。


 ▽ DBマガジンは必須です。
  → http://tinyurl.com/uz5pz
  
  ・定期購読すると過去記事DVD-ROMがついてくるのが魅力です。約7年
   分の情報量は見るだけで一苦労って感じですが仕事に役立ってます。
   Oracle、SQLserverなどベンダー製品の記事は充実してますね。
  
  ・対象としては初心者から中級者向けです。オープン系の技術者でデ
   ータベースに興味を持った方は一読をお勧めします。OracleとJ2EE,
   .netフレームワークを絡めたホットな話題も掲載されています。わ
   たしは定期購読をしていますが、データベースの基礎という観点で
   は、一年単位でループをしています。一年だけ読み続けるのがよい
   でしょう。


 ちなみに、皆さんの中で「日経〜」系の雑誌を定期購読される方がいら
 っしゃるなら、「IT proプレミア」というサービスが割引利用できます。
 
 このサービスは過去に日経BP社が出版した雑誌に掲載された記事をPDF形
 式でダウンロードできるというものです。
 
 私も使っていますが、調べものをするときには無類の強さを発揮してお
 り、ワンランク上のエンジニアやコンサルタントを目指すには必須のツ
 ールだと思っています。
 
  → http://it-ura.seesaa.net/article/25739504.html

posted by 吉澤準特 at 03:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話

ITスキル標準(ITSS)
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 ITスキル標準(以下単に「スキル標準」という)は、 各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、産学におけるITサービス・ プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「ものさし」(共通枠組)を提供しようとするものです。

 具体的な活用例としては、

ITサービス企業(情報システム部門を持つ一般企業を含む): 企業戦略に沿った戦略的な人材育成・調達を行う際の目安となります。 独自の取り組みによって既にスキルに関する何らかの基準を持つ企業においては、スキル標準との対応関係の整理を行うことにより、 自社の基準の客観的な位置づけを把握することが可能となります。

各種教育・研修サービス提供機関(高等教育機関を含む): 教育・訓練プログラムの提供に際して、 いかなるスキルの向上を図るのかを客観的に提示する際の指標となります。


プロフェッショナル個人:
らのキャリアパスのイメージを描き、 その実現のために自らのスキル開発をどのように行うべきかを判断する指標となります。

行 政:
効果的なIT人材育成支援策を展開する上での指標となる。また、 政府調達において、自らが必要とする人材の能力を判断する指標とすることも想定されます。

 スキル標準は、これらのプロフェッショナルの成長・ 育成に関連する様々な主体が、有機的な連携を図る上で必要な辞書的な機能を持つことを目指すものです。

ITスキル標準はこちらからダウンロードできます。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/download.html

posted by 吉澤準特 at 03:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | リンク紹介





【IT業界の裏話】過去コラム(No.1-337)
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