TOP業界裏話注目ニュース徒然コメントリンク紹介
『外資系企業に住む住人の視点からIT業界の出来事を伝えます。』

以前好評いただいた『資料作成の基本』から図解作成だけにテーマを絞って抽出した本が2018年6月23日に発売となります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4799106511

図解作成の基本
本書は「資料」ではなく「図解」の作成に特化しています。図解は、論理的にわかりやすい内容、感覚的に心地よい見た目が好まれます。図形のカタチ(フォーム)と配置(ポジション)で生み出される「要素のバランス」、色の使い分け(カラー)によって醸し出される「コンテンツの強弱」です。それらを「図解キューブ」というモデルで表し、その実践例をチャートとグラフの「図解パターン」として体系的・網羅的に整理しました。これらを「エグゼクティブ図解術」と私は呼んでいます。本書を図解作成のハンドブックとして、ぜひ使ってみてください。


【吉澤準特の本:累計10万部以上】
外資系コンサルのビジネス文書作成術』はロングセラーで重版多数
外資系コンサルが実践する資料作成の基本』はロングセラーで重版多数
外資系コンサルの仕事を片づける技術』はロングセラーで重版多数
フレームワーク使いこなしブック』はロングセラーで重版多数
兄弟本の『ビジネス思考法使いこなしブック』はロングセラーで重版多数

【吉澤準特の過去配布レポート】
「外資系コンサルの仕事を片づける技術」特別抜粋版のダウンロード
「最新会議運営の基本と実践がよ〜くわかる小冊子」のダウンロード
できる人の9つの法則
コンサルタント直伝!コミュニケーションのプロになれる!


IT業界の裏話(まぐまぐ殿堂入りメルマガ)へ
メルマガ登録ならコチラ メルマガ解除ならコチラ
メールアドレス:
メールアドレス:



2008年09月14日

ストレス厳しい職場を生き抜くたった1つの知恵
このエントリーを含むはてなブックマーク

 毎日ストレスもなくやりたい仕事に意欲を持って取り組むことができる
 なら、こんなにも素晴らしいことはないでしょう。
 
 その素晴らしさは、自身が厳しい境遇に晒されてやっと気付くものです。
 
 社会人経験が長くなってくるとそういった厳しい境遇を何度か経験する
 もので、私も例外ではありません。
 
 今回はそういった状況を乗り切るために私が実践していることを書いて
 みようと思います。
 
 
 ここで最初に述べておきますが、現代社会でストレスが厳しい職場とい
 うのはその多くが人間関係に起因すると私は考えています。
 
 窓のない部屋に押し込められて3日3晩寝させてもらえなかったとか、生
 理的に受け付けないおぞましい状況に置かれているというのは、そうそ
 う起きる状況ではありません。
 
 現実として、上司や同僚、部下、取引先、顧客など対人的なコミュニケ
 ーションによってストレスを感じることがほとんどでしょう。
 
 仕事が山ほどあってつらいというストレスも、その原因がどこからくる
 のかと言えば、仕事ができなかった場合に周囲から向けられる失望や残
 念感に恐怖しているだけです。
 
 
 一言で括れば、相手の期待に副えない自分の姿が耐えられないためスト
 レスを感じているのです。
 
 だから私は、相手の期待をちょっとだけ上回るような仕事を続けること
 を心がけています。
 
 営業職の人にはよく分かると思いますが、当期のノルマを大幅に超えて
 成果を出した場合、翌期のノルマは当期をかなり越えたものが要求され
 てしまい、常に大幅な成長を求められるという状況が続きます。
 
 これは大変なストレスです。
 
 全力疾走なんてそんなに長く続けられるものではありません。適度に休
 憩を挟まなければ、いつか突然死を起こしてしまうでしょう。
 
 ただし、適度に手を抜いて仕事をしたとしても、小さな成功を常に続け
 るというのはとても難しいものです。だから失敗をあまり深刻に捉えな
 いような訓練も必要になります。
 
 
 私が実践しているのは次の方法です。
 
  ・自分よりも厳しい境遇にいる人を探す
 
 
 これは消極的なアプローチだと思う方もいると思いますが、私自身は積
 極的にストレスを低減する方法だと理解しています。
 
 自分の理想的な姿を思い浮かべてモチベーションを高めるというのは、
 ストレスの厳しい状況ではとても実践できませんよ。それができる人は
 相当の自信家です。
 
 上を目指すより下がいることを確認する方が簡単にストレスを軽減する
 ことができます。「ああ、自分よりも大変な人がいる」と思えるだけで
 自分の境遇を相対的に高い位置に感じるのです。
 
 皆さんはどんな方法でストレスを解消していますか?
 



posted by 吉澤準特 at 04:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | 業界裏話

IT企業が求めるプログラマーの素養
このエントリーを含むはてなブックマーク

 今回は私が第二新卒さんのサイト上でやっている相談コラムに対する質
 問がきているので、そちらにお答えします。


   はじめまして。私は大学卒業後販売職を2年やって今、IT業界へ
   の転職活動をしています。
   
   IT企業を何社か受けているのですが、なかなか内定がもらえませ
   ん。未経験の文系出身者なんですが(現在24歳です。)
   
   プログラマーとして働くにはどのような素養が必要な物ですか?
   どのような人材が好まれるのでしょうか?
 
 
 以前のエントリーでIT、特にシステム開発を手がけるSI企業が求める人
 物像を述べたことがありました。
 
 (IT業界がダメな理由を学生の視点から考える)
  → http://it-ura.seesaa.net/article/64564359.html
 
 
 単刀直入に言ってしまうと、IT企業が求めているのはシステムエンジニ
 アやコンサルタントとして顧客とコミュニケーションをすることが人材
 なのです。
 
 たしかにプログラミングを武器としている企業もありますが、そういっ
 た企業は即戦力を求める傾向が高く、IT経験の不足している人材を養う
 余裕はまずないでしょう。
 
 転職者であればなおさらです。
 
 これも以前のエントリーで書いたことですが、外の世界からIT業界に興
 味を持った方は一度読んでみてください。
 
 
 ・ITを用いて何か革新的なことに取り組みたいなら、小規模でエッジな
  存在のベンダーを目指してください。大手ベンダーに買収されない限
  り、きっとあなたの知的欲求を満たす仕事があるでしょう。

 ・何となく大きな仕事を手掛けたいと思うなら、大手SIerで管理職クラ
  スまで頑張ってください。二桁億以上の大規模案件をマネジメントす
  る機会が回ってきます。ただし、創造性よりも管理技術が問われる領
  域です。

 ・顧客の業務を考える仕事がしたいなら、コンサルファームで3年頑張っ
  て下さい。これくらいの年次になれば一人で顧客業務を考える仕事が
  回ってきます。クライアントの企画関連部署に転職するときには気を
  つけてください。社内の政治圧力でむしろ不自由になったということ
  はあり得ることです。

 ・個人のプログラミングパワーを武器に業界を渡り歩きたいなら、まず
  は大手SIerやコンサルファームで方法論を学んだ後、自分が望む方面
  のエッジな企業に転職することを心掛けてください。新しいことを始
  めるなら、まずは既存の方法論を知ることも必要ですし、何よりこう
  いった全体論をしっかり学ばせるような体力を大半の小規模企業は持
  ち合わせていません。

 
 今回の相談者の方には4つ目のプログラミングパワーを武器に業界を渡
 り歩く方法を実践するのが王道だと考えます。
 
 では大手SIerやコンサルファームに入るにはどうすれば良いでしょう。
 
 最初に述べたとおり、SIerやコンサルファームはコミュニケーション能
 力の高い人材を常に求めています。
 
 コミュニケーション能力とは、相手の発言の意図を理解し、自分の発言
 の意図を正しく伝えることです。”伝える”という行為には、相手を納
 得させるという交渉術も含まれます。
 
 一朝一夕で身に付くスキルではありませんが、訓練を繰り返すことで一
 定のレベルに達することは難しくありません。
 
 今はこういったことを学べる書籍や勉強会がたくさんありますし、転職
 コンサルタントに相談してもいいでしょう。まずは客観的に自分のコミ
 ュニケーション能力を見つめてみることです。
 
 プログラミングの話は内定をもらってから取り組んでも全然遅くないで
 すよ。まさに急がば回れということです。
 

posted by 吉澤準特 at 04:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | 業界裏話





【IT業界の裏話】過去コラム(No.1-337)
[ TOP ]IT業界の裏話

▼ IT業界の人々
「内製率を高めたい」のに「世界...
人の話を聞かないIT技術者の...
コンサルを目指す学生との対話...
IT業界、悪魔の辞典『ヒト編』
改善は「自分が楽をすること...
近くて遠きもの、プログラ...
IT企業が求めるプログラマ...
ITプロの3割が機密情報に...
10年働くソルジャーが欲しい...
PGとSEの仕事の面白みは何...
メールをすぐ返信する人、しな...
├ ITコンサルタントになる方法
我がコードは我流。我流は無...
欧米人がグリーンITに積極的...
実は変化など望んでいないエ...
├ 実はコミュニケーション能力に...
IT業界人は自分のドッグフード...
IT業界を不人気にした重鎮...
IT業界の変わった人々
電子メール禁止!ゼロメール...
名言集−運用フェーズ−
システム開発における名言集
失敗から学ぶ人、学ばない人...
SEに多いコーチングタイプは...
あなたのコーチングタイプは...
ITエンジニアの年収公開サ...
CTCは何の略?
会議は踊る、されど進まず...
繰り返し使われるメールアド...
遅刻しそうなので面接受け...
社内SEが人気を集めている...
サポートセンターの悪夢
IT業界に向いていない人
日本の夏、熱暴走の夏
客前で後ろから刺される
システム障害でクビが飛ぶ人
病欠って何ですか?
昼休みって何ですか?
Windowsに弱いIT技術者2
Windowsに弱いIT技術者
エンジニアは音を伸ばさない
話しにくい人
転職する人しない人
サイコロ一振りで給料を決め...
コンサルがお絵描き好きなの...
コンサルの報酬額って?
ITコンサルとSEの違い
SEのITリテラシ
公私のケジメ

▼ 仕事のやり方
客先で自分のPCが差し押さえられ...
「闇リリース」は善意でやっても...
新人のための7つのワークハック...
仕事の質を落とさないメソドロ...
組織が150人を超えると仕事の質...
世界最大のコンサル会社が最低...
IT業界、悪魔の辞典『SI編』
パワーポイントを紙芝居に貶め...
日本と米国の違い:ベンダーサ...
定時退社日に罪悪感を感じるIT...
ストレス厳しい職場を生き抜く...
おまえが呼ぶな、俺が呼ぶ「ハ...
ITプロレタリアートは多機能工...
図表をリッチにする5つのシン...
セクシーパワーポイント道
エンジニア御用達のIT誌
メールコミュニケーションを200.
├ ニッポン・エンジニア・レボリュ...
ITのプロって何ですか?
クールビズにも限界、冷房28...
真夏に長袖!なのに裸より涼...
測定しにくいものを測定する方...
山田さんの使いやすいシス...
SEの品格
コンサルの品格
ダメシステムはひとまず葬れ
眠気対策アイテムを考える
長篠メソッド
ITサポートがユーザーに教え...
資格の価値
出張先のホテルでインターネ...
お口の恋人
絶対に潰れない会社の悩み
エアエッジが必要になる理由
ハイプ曲線+キャズム理論
ユンケル黄帝液とスーパー黄...
一貫性が信用を生む
デビルズ・アドボケイト
落とし所を見定める
クライアントの良き友人たれ
キャンペーンでたたみかける
比較で暴利をごまかす
権威を活用する
ヒヤリハットの考え方
密談のタバコ部屋
「えいや」で決まる、魔法の言葉
海外テレカンの心得
IT業界でうまく生きていくコツ
ポンチ絵
仕事と作業の違い
上司に背を向けると怒られる?
ロケットスタートのススメ
人の考えを利用すべし
「見える」化
仕事の範囲
ワークシートのススメ
フローチャートの基本
仕事のやり方、片付け方
もんたメソッド
高橋メソッド
作業時間の見積り方
仁義を切る
アクションプラン
ミーティングと議事録
ベンダー選定の基準
ITと数学
レスポンシビリティとアカウンタ..
仕事の密度
リクルーティング
ドキュメントプロパティ
クライアントが納得する答え

▼ 仕事の環境
こんなのITのプロらしい仕事...
デスマーチに陥るお決まりパ...
外資が休暇を大切にする”真”...
HTMLメールとテキストメール...
ペーパーレス化が紙の無駄...
携帯電話のSDカードも禁止す...
人々は安定性と安全性の両方...
カタカナ会社はあやしい会社?
サービスリリースの落とし穴
IT業界の職場環境
IT業界の労働環境悪化は...
英語の必要性
正月出勤
年末年始の過ごし方
止められないコンピュータ
動かないコンピュータ
リリース直前の危機

▼ IT業界の動向
クラウドプレイヤーの名言集...
ネット史上最大の惨事、マイクロ...
ベンダー努力を台無しにするIFRS...
電子政府構想は無駄遣いの温床...
NASAのレポートがIT業界に与える...
中国当局によるプログラム盗用は...
コンサルもSIerもいらない内製...
中国のソースコード強制開示制度...
IBMは当て馬、Oracleが演出する...
PWCCが復活、ベリングポイントを...
IBMに喰われたSun、IT業界に訪れ...
ヤフー、自社データセンター所有...
自分が決めたルールに違反するGo...
SOAは死んだ
データセンターを巡るIT業界三...
├ リーマン破綻にみる米国証券業界...
IT史に輝く「すべったテクノロジ...
冷却を必要としない常温データ...
過去のIT業界10大予測を振り...
├ エンジニアよ、大志を抱け!
├ 黒箱襲来!コンテナがDC...
IT業界進化論: SIer 2.0を目...
IT業界がダメな理由を学生の...
IT業界温室効果の1/4はDC...
新生ニコニコ動画、ニコンド...
システム前線異常アリ!ゆう...
ニコニコ動画は文化の架け橋
Web2.0の向こう側〜サードリ...
セカンドライフだけで宣伝の...
国家戦争にも利用されるDDo...
DoCoMo2.0に見る情報格差...
DoCoMo2.0とWeb2.0
ITIL準拠という幻想
システム障害訓練の日を制...
WAONとnanacoが提携したい...
NTT東西の野望〜光回線編...
mixi招待制の綻び
Vistaが売れない理由
独自仕様に走り過ぎて泣き...
米国事情から見る日本のIT...
MVCからAjaxへ
外字ってなんですか?
Sunがx86サーバにIntel採用...
やりたい放題バッドウェア!
アウトソーシングという名の幻...
ソフトバンクモバイル、MNP停...
やっぱり止まったソフトバンク...
あらゆる意味でやり過ぎの...
経営者不在の日本版SOX法...
働いてみたいIT企業ランキン...
サーバの進化がデータセン...
_システム運用にRSSを活用
電力線通信が認可される日...
携帯メールはSSL通信よりも...
経営者不在の日本版SOX法...
Microsoftがサイトリニューア...
停電に脆弱なシステム
システムは誰のためにある...
ITILで運用が楽になる?
進化するコールセンター
Vacademy
IT業界にロングテールはある...
時間をお金で買う
あなたの猫はコンピュータウ...
個人情報保護法の範囲
あなたvsプロジェクト構成管理
ドラマ24にみるシステム最前...
次世代トレンドと枯れた...
日本版SOX法の施行に向け...
新しいWindowsはWeb決済...
地震に強いシステムをお持...
IT Doesn't Matter
SOAと分散コンピューティン...
各社で定義が異なるESB
おサイフケータイに見...(2/2)
おサイフケータイに見...(1/2)
子会社のシマを荒らす親会社
アインシュタインに学ぶソフ...
公職選挙法とインターネット
マイレージ負債
インターネットの舞台裏:海底...
ゼロ・クライアント
サーバのトレンド
外資系パッケージベンダー

▼ 業界の構造
対極にあるIT業界とコンビニ業...
IT業界は成果報酬型のサービス...
特定ベンダー以外をふるい落と...
欧米人なら爆笑するレベルと...
IT業界が詐欺師集団と言われる...
IT業界の格差社会、年収200...
├ 新基準導入でデスマーチがな...
公式では言えないニコニコ動...
├ コンサルとアプリ開発者、格差...
システム運用はIT業界の最下...
テストフェーズの呼び方は千...
2000年問題再来!?サマー..
減り続ける正社員の割合
労働局が偽装請負の抜け道...
会社貸与のPCは何年償却?
ITIL Foundationを2万円で買..
IT製品もイメージ重視?
お試しできない製品は売れない
IT業界は無免許制
どんぶり勘定
標準価格と提供価格
ソフトウェアライセンス
社外秘の秘密度合
偽装請負 
システム開発の流れ7 テス...
システム開発の流れ6 開発...
├ システム開発の流れ5 開発...
システム開発の流れ4
システム開発の流れ3
システム開発の流れ2
システム開発の流れ1
IT業界の構造

▼ 業界ランキング
SIerランキング2005
コンサルランキング2005

▼ その他
「幣社」という表現は相手を見下...
コミュニケーション力の不足は...
聞く耳を持たないYahooニュース...
黒デスクトップ事件に見る中国...
ITコンサルから見たブラッディ...
違法ダウンロードでネット追放...
就職難民=不出来な学生とい...
モンスターペアレント、会社襲来
あえて言おう、Yahooの掲示...
プログラマ向きなカフェをオー..
├ Japan Brog Award 2008を..
日立さん、IT大喜利をもう一度
インターネット上の信頼できる...
IT業界でありそうな迷惑勧誘...
倒産してもカネを要求する悪2...
倒産してもカネを要求する悪1...
├ 枯れた技術の水平思考で
├ ずさん極まりない環境保護ラ...
世界の奇妙な法律を集めた...
50万円のキーボード
洋楽を1曲10円で購入できる...
CNETとZDNetは同じ会社
情報の価値(情報商材)
コンパイル1回12時間の世界
楽天ポイント事件
楽天ポイント事件〜利用者...
楽天300ポイント付与で謝罪
ライブドア強制捜査
└ ネットワークベンダー