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『外資系企業に住む住人の視点からIT業界の出来事を伝えます。』

資料作成本の最後の秘境『ワード』を対象とした外資系コンサルの資料作成テクニックが1冊の本になりました。2017年3月29日に発売されています。
※購入頂きました皆様、ありがとうございます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4492557776

gaishi_word_201703_new.jpg
累計数十万部を数える「外資系〜シリーズ」には「スライド作成術」と「Excel作成術」がありますが、ワード向けの本はありませんでした。パワーポイントとエクセルは一生懸命練習するのに、ワードの作成法を学ぶ人はほとんどいません。見よう見まねの作成が繰り返され、ワード文書はどんどん読みづらい存在になっています。その結果、「ワード文書は扱いにくい」と考えられるようになりました。この本は、最後の秘境、ワード向けの「文書作成術」です。優れたWord文書を効率よく作成する方法を知り、適材適所でビジネス文書を作り分ける術を自分のものにしましょう。


【吉澤準特の本:累計7万部以上】
外資系コンサルが実践する資料作成の基本』はロングセラーで重版多数
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2014年09月21日

書評「戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!」
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先日、100円コーラの著者である永井さんが執筆された『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を手にする機会があったのですが、面白くてこの週末に一気に読み終えてしまいました。このブログを見ている方々にも参考になると思いますので紹介します。

この本の魅力は2つあります。1つは「コーヒー業界の縮図をこれ1冊でだいたい把握できる」こと、もう1つは「価値提供(バリュープロポジション)の作り方を知る」ことです。

コーヒーをとりまくビジネスはセブンカフェのヒットで最近よく目にするようになりましたが、遡れば1980年のドトールコーヒーに至ることをこの本で知りました。当時は1杯400円が当たり前の喫茶店コーヒーをなんとか安く提供したいという想いから生まれた200円以下のリーズナブルなコーヒー。これが日本にコーヒー文化を大きく広める一因だったというのは興味深い話です。

いつでもどこでも飲めるコーヒーを作りたいという強い気持ちから世界で初めて缶コーヒーを作った1960年代の上島珈琲の話も面白いですね。このころの日本は、高度経済成長を背景に、色々な新しいものが生まれた頃でもありました。こういう発想の転換と地道な努力に関するエピソードはこの時期に多いですね。

時代は流れて、スターバックスの台頭から新しいカフェ文化が一般的に広まってきました。一時低迷を何度か経験した同社が復活を遂げた背景もこの本では述べられており、スターバックスがほとんどCMを流していないのに売上を拡大している仕組みにも改めて感心しました。

その他、コーヒー業界のアップルと呼ばれるブルーボトルの大元が日本の喫茶店文化であったことやマクドナルドのプレミアムローストに対する考え方など、今までに見逃していた面白い話も含まれており、コーヒー業界の今を知る良書になっています。

価値提供の組み立て方については、中核・実体・付随機能の3要素で提案を考える方法が解説されており、顧客が本当に欲しがっているものとそれを実現するために必要なものを整理することが重要であることが分かります。各要素が実際に組みあがっていく様子をドリームコーヒーというストーリーから読み取れるこの本の構成も素晴らしいですね。

100円コーラが面白かったと思った人はもちろん、コーヒー業界の様子を大まかにつかみたい方や面白いビジネス小説を読みたい人にもオススメです。

posted by 吉澤準特 at 13:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 注目記事

2014年09月20日

書籍購入の皆様への御礼 1万部増刷
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外資系コンサルが実践する資料作成の基本』(日本能率協会マネジメントセンター刊)が発売されてひと月が経とうとしていますが、早くも1万部増刷となりました。

都内の丸善や八重洲ブックセンターでは週間ベストセラーに継続的にランクインしており、amazonでも本総合ランキング100位以内を推移しております。購入くださったみなさま、大変ありがとうございます。

まだ本書を手に取ったことがない皆様は、以下のサイトでビジネス資料の作成レベルを診断してみると、書籍で扱っている概要を知ることができるかと思います。

(ビジネス資料作成レベル診断)
http://www.canter.jp/it-ura/doc_skill_check/

資料作成という普遍的なテーマということで、さまざまな出版社や企業様からお声がけをいただけていることにも感謝致します。本書に係る原稿執筆や記事監修は引き続きお引き受けしておりますが、多くのご依頼のために多少のお時間を頂くケースもありますことをご容赦ください。

今後ともよろしくお願い致します。

吉澤準特

posted by 吉澤準特 at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然コメント

2014年09月04日

見積もり/見積り/見積、サーバー/サーバ、正しいのはどれ?
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問題です。

「モノの売り買いで費用を確認する行為を何というでしょうか?」

ちょっと簡単すぎましたね。さあ答えを確認してみましょう。

Aさん「見積もり(みつもり)です」
Bさん「見積り(みつもり)です」
Cさん「見積(みつもり)です」

ん?3人とも「みつもり」と読んでいますが、書き方が違います。同じ言葉を表しているのにどうして表現が三者三様なのでしょうか?

答えは、日本語のルールにありました。

日本語の送り仮名は、内閣告示第二号の「送り仮名の付け方」によって定められています。その中で、「活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」「み」「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは、もとの語の送り仮名の付け方によって送る」とありました。

(文部科学省 送り仮名の付け方)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19730618001/k19730618001.html

「みつもり」とは「見積もる」という言葉から派生している言葉なので、同じ送り仮名を当てはめた「見積もり」が正しい表現になるということですね。

ということで正解はAさんだけ・・・というわけではないのです。

この内閣告示には続きがあり、通則2に「活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。」とあり、さらに「読み間違えるおそれのない場合は,活用語尾以外の部分について,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。」と書かれているのです。そして具体例の一つとして挙がっているのがこちら。

「積もる(積る)」

ドンピシャじゃないですか。つまりBさんの「見積り」も正解であり、外れはCさんだけ・・・というわけでも実はありません。

さらに内閣告示には続きが述べられており、通則6の許容部分に「読み間違えるおそれのない場合は、次の( )の中に示すように、送り仮名を省くことができる」という記載があります。

「売り上げ(売上げ・売上)」
「申し込み(申込み・申込)」
「呼び出し電話(呼出し電話・呼出電話)」等

ということは、見積もりだって「見積り」も「見積」もありってことです。つまり、正解はAさんとBさんとCさんの全員でした。

この内閣公示第二号には、IT業界の住人を悩ませるもう一つの問題も取り扱っています。それは「外来語の語尾」の示し方です。

この公示の中で国の見解が示されており、外来語で語尾に長音が付くものは、それをつけて記述することを奨励しています。例えば、Computerはコンピューター、Serverはサーバーとするのが正しいです。

(文部科学省 外来語の表記)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19910628002/k19910628002.html

でも、皆さんの周りでは「コンピュータ」や「サーバ」と書かれた資料を目にすることも多いのではないでしょうか。その理由はJIS(日本規格協会)にあります。

実はJIS(日本規格協会)が「情報処理」の分野に限ってのみ、国の見解と真っ向から対立するルールを推奨しているのです。具体的に以下のルール適用を謳っています。

・3音以上からなる用語は長音を省略
→コンピュータ、マスタ、ユーザ、データセンタ 等
・2音以下からなる用語は長音を記述
→コピー、キー、エラー 等

内閣告示とJIS規格のそれぞれに準拠した文章を書いてみるとこうなります。

「このデータセンターを利用するユーザー企業はX社のインターフェースを使う」
「このデータセンタを利用するユーザ企業はX社のインタフェースを使う」

技術文書ではよく見る表記ですから、なんとなく省略型を使っている人も多いと思いますが、ちゃんとルールとして明文化されていたわけです。内閣告示が優先されるものになりますが、慣例としてJIS規格の表記も許容されているので、いずれの書き方も正しいというオチです。

「見積もり」や「サーバー」などの表記が自分の考えているものと違うことを気にする人が少なからずいますが、これもダイバーシティ(多様性)のひとつだと考えて、あまり目くじらを立てないように。相手の使っている言葉に合わせて使い分ける人はむしろ「コミュニケーションセンスがあるね」と考えるようにしましょう。

ただし、同じ文書内で言葉が揺らいでいる人は表現を統一した方がいいですね。

外資系コンサルが実践する資料作成の基本」(JMAM刊)にて、資料作成の王道15に「用語の定義を統一する」ことを挙げていますが、同じチームやプロジェクトに関わる人の中で用語に揺らぎがあると、資料としての統一感が欠けてしまいます。

皆さんの中にも経験のある方はいるかと思いますが、つまらない用語の揺らぎに固執されて資料の中身にネガティブな偏見を持たれたり、本質的な議論に入れないまま会議が終わるということはしばしばあります。そうしたムダが起きないよう、普段から意識的に言葉の揺らぎをチーム内で無くしていきましょう。

posted by 吉澤準特 at 12:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話





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