2005年12月9日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0100
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発刊総数:1832部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :密談のタバコ部屋
● ホットトピック :国内ブロードバンドサービス市場
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
第2回 まぐまぐBooksアワードにエントリーしてみました。
こちらから投票することができます。
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最近、かなり疲れているので、こういったところで皆さんに応援して頂
けると、とても励みになります。
投票ルールには一人一回/24時間とあるので、毎日クリックして投票す
ることができるみたいですね。
エンジニアAを励ましてあげようじゃないかという心優しき方は、
是非毎日の投票を!(笑)
mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
まだまだ募集しております。
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今回も編集後記あります。いちばーん下に書いてます。
※編集後記はメルマガ限定です。
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■ 業界裏話 :密談のタバコ部屋
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前号で取り上げたIT業界の職場環境について、多くの方から反響があり
ました。その中でも、タバコに関する質問を幾人の方から頂いたので、
今回はタバコ部屋について取り上げます。
IT業界ではタバコは非常に忌み嫌われています。
別に健康に気を使ってというわけではありません。正確に言うと、「タ
バコの煙」が嫌われています。
サーバ機器に内臓されるハードディスクは、磁気ヘッダ部分がプラッタ
と呼ばれる磁気ディスクの上で動いているのですが、ヘッダとプラッタ
の間隔はごく僅かしか離れていません。
そのため、タバコの煙に含まれる粒子がそこに紛れ込むと、ディスクの
書き込み障害が発生する可能性があるのです。
とはいえ、それが理由でタバコを吸う人が少ない訳はありません。
事実、この業界はストレスが溜まりやすい環境が多いので、喫煙者の数
は他業界と同じか、それ以上なのではないかと思います。
このため、各プロジェクトサイトには必ず喫煙部屋もしくは喫煙スペー
スが設けられることになります。
喫煙スペースを利用しているならお分かりでしょうが、タバコという共
通の嗜好を持つもの同士、普段はまったく接点がない人たちが、
「すみません、火を貸してもらえませんか?」
「どうぞどうぞ。そうえいば、最近は景気が良くなってきましたね」
「ホントですね、先日は某社との取引も契約できたらしいですよ」
「へぇ、じゃあそれが原因でウチの部の・・・・・」
などというように、ごくごく自然に会話をすることができます。普段
は聞けない話も世間話のように軽い気持ちで聞くことができるので、
実は重要な場だったりします。
例えば、複数部署の重役が参加する会議があったとしましょう。
会議の場ではそれぞれ面子がありますから、あまりぶっちゃけた話はで
きず、結果として、大した成果も出ずに終わってしまうことがあります。
ですが、会議の後、喫煙スペースに重役たちが居合わせ、そこで雑談を
始めたらどうなるか?
「実はさっきの件だけどさ、うちの予算少し余ってるんだよ」
「じゃあ、さっきの新規案件さ、そっちで先行させてくれない?」
「えー、それはさっきの会議でそっちがやるような話だったでしょ」
「まあまあ、タバコあげるからさ、いいじゃない」
「分かった分かった、じゃあライターも付けてね」
こんな形で会議以上の有意義な意見交換を行い、内々に重要な決定が下
されることも少なくないんですよね。
私が前にいたプロジェクトでは、自分は喫煙しないのに、定期的に喫煙
スペースに足を運んでいる人間もいました。
それくらい、タバコ部屋で密談が進められることは多いのです。
ただ、このような文化が根付いているプロジェクトでは、非喫煙者は意
思決定の場に居合わせることができない可能性もありますよね。
タバコ部屋は交渉を円滑に進める潤滑油として機能するため否定はしま
せんが、そこで決まった話はチームやプロジェクトにしっかりとフィー
ドバックしてあげましょう。
posted by 吉澤準特 at 08:08
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業界裏話