ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」高田 貴久
英治出版 刊
発売日 2004-02
眼からうろこ 2005-05-10
他のロジカル本やプレゼンノウハウ本だと情報が多すぎて、読み終わった後に脳みそが飽和状態に陥ってしまうので困ってしまうと言う人にお勧めです。
この本では、例えば、「プレゼンでの反論は実は2種類しかない」とか「こういう場合は原因は実は4つしかない」とか、私達がよく陥りがちな状況下での要因をざっくりと分けてくれているので要点が押さえられるし、大まかに分けられているおかげで逆に応用が利いたりします。
また、架空のプロジェクト話をベースに進んでいくため、それをケーススタディとして、どこがいけなかったのか、それをどうすればよかったのかを自分も考えることができ、対処法が直球で頭に入ります。
プレゼンのためだけではなく、日常のコミュニケーションなどにも応用できる部分が多いので、普段何故かミスコミュニケーションが多いと思っている方もぜひ読んでみてください! 絶対ためになります。
何故MECEにならないのか 2004-02-29
ピラミッド型に論理構成する、横は並列にMECEに・・・。
頭でわかっているのに作業になると行き詰る、
私も何度と無くそんな経験を繰り返してきた1人であった。この本を読むことで、何故行き詰るのか、その原因と答えを経験に照らして見出す事ができる。
仮想ストーリーに、自分の経験を重ねることが出来るからである。考える所から、実際の成果物となる資料に落とし込むまでの過程、
相手に伝わってこその"提案"というところに焦点があてられ、
概念的ではなく、実践的に使えるもの。"実際に現場で苦しんだ経験のある人"には特にオススメする。
自分と同じ、若きビジネスパーソンに向けて。
使用前と使用後にハッキリと違いを感じる本 2004-03-10
「ロジカルプレゼンテーション」と聞いて、「ああ、またコンサルの書いたロジックものか」と考えた読者はいないだろうか。この本はそれらの類書とはひと味違うテイストを醸し出している。まず、「プレゼンテーション」と聞いて、パワーポイントで饒舌に語るイメージを思い出しがちだが、この本で言う「プレゼンテーション」とは「伝える技術」に他ならない。職場環境が人も組織も従来とは比較にならないほど多様化し、極めて短時間に、そして、正確に伝えること必要とされている時代に、「伝える術」はすべてのサラリーマンにとってのビジネスウエポンになることは間違いないだろう。 この本が一種独特の雰囲気を醸し出しているのは、筆者の思考のプロセス、考える手順を時間軸で公開しているからだ。類書は、できあがった規制の理論を体系的に、そして、綺麗にまとめているものが多いが、この本は、実際のビジネスケースを想定し、様々なステークホルダーと遭遇する中で生じるインタラクションの中に事細かく「うち手」を(くどいほど丁寧に)解説してくれているのがユニークだ。その解説の手法は、筆者自信が体験した感覚、手順、順序になっているため、筆者の頭が乗り移ったような感覚になるときがある。
この本は、マニュアル本である。しかし、今まで出会ったことがないマニュアル本である。筆者は「使用前と使用後にハッキリと違いを感じてもらいたい」と強烈に思って書いたに違いない。
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posted by 吉澤準特 at 17:47
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