TOP業界裏話注目ニュース徒然コメントリンク紹介
『外資系企業に住む住人の視点からIT業界の出来事を伝えます。』

以前好評いただいた『資料作成の基本』から図解作成だけにテーマを絞って抽出した本が2018年6月23日に発売となります。 https://www.amazon.co.jp/dp/4799106511

図解作成の基本
本書は「資料」ではなく「図解」の作成に特化しています。図解は、論理的にわかりやすい内容、感覚的に心地よい見た目が好まれます。図形のカタチ(フォーム)と配置(ポジション)で生み出される「要素のバランス」、色の使い分け(カラー)によって醸し出される「コンテンツの強弱」です。それらを「図解キューブ」というモデルで表し、その実践例をチャートとグラフの「図解パターン」として体系的・網羅的に整理しました。これらを「エグゼクティブ図解術」と私は呼んでいます。本書を図解作成のハンドブックとして、ぜひ使ってみてください。


【吉澤準特の本:累計10万部以上】
外資系コンサルのビジネス文書作成術』はロングセラーで重版多数
外資系コンサルが実践する資料作成の基本』はロングセラーで重版多数
外資系コンサルの仕事を片づける技術』はロングセラーで重版多数
フレームワーク使いこなしブック』はロングセラーで重版多数
兄弟本の『ビジネス思考法使いこなしブック』はロングセラーで重版多数

【吉澤準特の過去配布レポート】
「外資系コンサルの仕事を片づける技術」特別抜粋版のダウンロード
「最新会議運営の基本と実践がよ〜くわかる小冊子」のダウンロード
できる人の9つの法則
コンサルタント直伝!コミュニケーションのプロになれる!


IT業界の裏話(まぐまぐ殿堂入りメルマガ)へ
メルマガ登録ならコチラ メルマガ解除ならコチラ
メールアドレス:
メールアドレス:



2006年03月01日

日本版SOX法の施行に向けたビジネスの拡大
このエントリーを含むはてなブックマーク

                          2006年2月27日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■  IT業界の裏話                    No.0127

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 発刊総数:2211部              
http://it-ura.seesaa.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
▼INDEX▼
 ■ ご挨拶
 ■ 業界裏話    :日本版SOX法の施行に向けたビジネスの拡大

 ● ホットトピック :商用を凌駕!?オープンソース最新動向

 ● 特別レポートプレゼント


 ※■メルマガ/ブログで提供  ●メルマガ読者のみ提供
  現在最新号のみバックナンバー公開中
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■ ご挨拶
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 どうも、エンジニアAです。
 
 以前、大阪に行ったとお話しましたが、
 そのとき、とても印象に残ったことがあります。
 
 それは、タクシーの値引き。
 
 タクシーの上部に「5000円以上半額」と書かれているのに驚きました。
 東京ではまったく見ないからです。
 
 なぜ東京ではやらないのでしょうね。
 そんなことをしなくとも客が来るからでしょうか?
 
 深夜労働の多い身としては、是非とも東京にも導入してほしいです。
 
 
 mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
 まだまだ募集しております。
 
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=283143
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■ 業界裏話    :日本版SOX法の施行に向けたビジネスの拡大
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 日本においても米国の企業改革法(SOX法)にならった法規制が導入され
 ることは皆さんご存知でしょうが、それが、早ければ2008年3月にも導入
 されることを知っていますか?
 
 
 金融庁企業会計審議会が日本版SOX法の草案を公開したのが2005年7月。
 このため、俄かに導入が本格化しました。
 
 どのような法律なのか、簡単におさらいしましょう。
 
 
 SOX法とは、元々米国のエンロンやワールドコムといった企業会計の不正
 が経済に大打撃を与えたことを背景に、企業会計に不正が発生しないよ
 うに制定されました。
 
 これを参考に、日本の会計制度も同様に内部統制を強化しようというこ
 とで、導入が進められています。
 
  ※かなり簡単に説明しているので細部はご確認ください。
 
 
 具体的に必要とされる仕組みは次の通り。
 
 ・会計の対象となる関連会社、部門、業務を定義する。
 ・それらの業務フローとリスク、統制内容を策定して文書化する。
 ・策定した業務フローやリスクの有効性を評価し文書化する。
 ・取り組みの問題点を改善する。
 ・監査法人による監査の実施。
 
 これらは継続して企業内で実現されていなければなりません。
 
 ということは、業務フローの変化を追跡し、都度の変更が可視化される
 仕組み(システム)が必要とされるのです。
 
 それゆえ、これに対応する新システムが求められ、それがIT業界の商機
 につながるのです。
 
 事実、米国では突然ともいえるSOX法に対応するため、多くの企業がシス
 テム導入を行い、IT業界は大いに賑わいました。
 
 米国の場合、システム構築が間に合わずに人海戦術での対応をせざるを
 得ませんでしたが、日本では2年もの準備期間があるため、米国以上に
 システムに対する投資が見込まれることでしょう。
 
 
 ・BPM(ビジネスプロセスモデル)製品
 ・文書管理システム
 ・ログ管理/分析システム
 ・ワークフロー管理
 ・アクセス管理
 
 挙げればいくらでもありますね。
 
 
 企業の社会的責任が求められる時代です。
 
 そして、それを実現するのにIT(システム)は必須の要素になります。
 そのことをユーザ企業にどのように気付かせ、どのように実現すべきか
 を伝えることが、ITベンダーの役割だと私は思っています。
 

posted by 吉澤準特 at 01:12 | Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話

この記事へのコメント
私もIT企業でSOX法への対応について、
多くのお客様よりご相談いただき、
頭を抱えているひとりです。
私も、プロセスとチェックポイントを明確にして
誰が見てもわかりやすい仕事のプロセスにすることが重要だと思います。
問題は、業種により適用される法律が違うため
その部分(知識不足)をどうカバーするかです。
何かアドバイスいただければ助かるのですが。
すべての法律に精通するのは難しいと思っています。
Posted by NOBU at 2006年03月04日 18:01
-NOBUさん-
先日のOracleOpenWorld2006にて、日本版SOX法導入の審議部会に所属している青山学院大学の教授が、「日本版SOX法導入は、どんなに早くても2009年3月期と考える」という発言がありました。

これは、2008年の4月からの企業会計が対象になるという意味ですから、やはり猶予は2年しかないですね。

各企業によって個別にカスタマイズした導入を行わないと、現行業務を維持しつつプロセスを可視化することが困難だと思っています。あるパッケージシステムを使って様々な業界の企業へ導入コンサルティングを行うことは、今回のSOX法対応にはそぐわない気がするので、業種によって適用範囲や手法が異なることを危惧する必要はないと思いますが、いかがでしょう。
Posted by エンジニアA at 2006年03月08日 14:43
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL






【IT業界の裏話】過去コラム(No.1-337)
[ TOP ]IT業界の裏話

▼ IT業界の人々
「内製率を高めたい」のに「世界...
人の話を聞かないIT技術者の...
コンサルを目指す学生との対話...
IT業界、悪魔の辞典『ヒト編』
改善は「自分が楽をすること...
近くて遠きもの、プログラ...
IT企業が求めるプログラマ...
ITプロの3割が機密情報に...
10年働くソルジャーが欲しい...
PGとSEの仕事の面白みは何...
メールをすぐ返信する人、しな...
├ ITコンサルタントになる方法
我がコードは我流。我流は無...
欧米人がグリーンITに積極的...
実は変化など望んでいないエ...
├ 実はコミュニケーション能力に...
IT業界人は自分のドッグフード...
IT業界を不人気にした重鎮...
IT業界の変わった人々
電子メール禁止!ゼロメール...
名言集−運用フェーズ−
システム開発における名言集
失敗から学ぶ人、学ばない人...
SEに多いコーチングタイプは...
あなたのコーチングタイプは...
ITエンジニアの年収公開サ...
CTCは何の略?
会議は踊る、されど進まず...
繰り返し使われるメールアド...
遅刻しそうなので面接受け...
社内SEが人気を集めている...
サポートセンターの悪夢
IT業界に向いていない人
日本の夏、熱暴走の夏
客前で後ろから刺される
システム障害でクビが飛ぶ人
病欠って何ですか?
昼休みって何ですか?
Windowsに弱いIT技術者2
Windowsに弱いIT技術者
エンジニアは音を伸ばさない
話しにくい人
転職する人しない人
サイコロ一振りで給料を決め...
コンサルがお絵描き好きなの...
コンサルの報酬額って?
ITコンサルとSEの違い
SEのITリテラシ
公私のケジメ

▼ 仕事のやり方
客先で自分のPCが差し押さえられ...
「闇リリース」は善意でやっても...
新人のための7つのワークハック...
仕事の質を落とさないメソドロ...
組織が150人を超えると仕事の質...
世界最大のコンサル会社が最低...
IT業界、悪魔の辞典『SI編』
パワーポイントを紙芝居に貶め...
日本と米国の違い:ベンダーサ...
定時退社日に罪悪感を感じるIT...
ストレス厳しい職場を生き抜く...
おまえが呼ぶな、俺が呼ぶ「ハ...
ITプロレタリアートは多機能工...
図表をリッチにする5つのシン...
セクシーパワーポイント道
エンジニア御用達のIT誌
メールコミュニケーションを200.
├ ニッポン・エンジニア・レボリュ...
ITのプロって何ですか?
クールビズにも限界、冷房28...
真夏に長袖!なのに裸より涼...
測定しにくいものを測定する方...
山田さんの使いやすいシス...
SEの品格
コンサルの品格
ダメシステムはひとまず葬れ
眠気対策アイテムを考える
長篠メソッド
ITサポートがユーザーに教え...
資格の価値
出張先のホテルでインターネ...
お口の恋人
絶対に潰れない会社の悩み
エアエッジが必要になる理由
ハイプ曲線+キャズム理論
ユンケル黄帝液とスーパー黄...
一貫性が信用を生む
デビルズ・アドボケイト
落とし所を見定める
クライアントの良き友人たれ
キャンペーンでたたみかける
比較で暴利をごまかす
権威を活用する
ヒヤリハットの考え方
密談のタバコ部屋
「えいや」で決まる、魔法の言葉
海外テレカンの心得
IT業界でうまく生きていくコツ
ポンチ絵
仕事と作業の違い
上司に背を向けると怒られる?
ロケットスタートのススメ
人の考えを利用すべし
「見える」化
仕事の範囲
ワークシートのススメ
フローチャートの基本
仕事のやり方、片付け方
もんたメソッド
高橋メソッド
作業時間の見積り方
仁義を切る
アクションプラン
ミーティングと議事録
ベンダー選定の基準
ITと数学
レスポンシビリティとアカウンタ..
仕事の密度
リクルーティング
ドキュメントプロパティ
クライアントが納得する答え

▼ 仕事の環境
こんなのITのプロらしい仕事...
デスマーチに陥るお決まりパ...
外資が休暇を大切にする”真”...
HTMLメールとテキストメール...
ペーパーレス化が紙の無駄...
携帯電話のSDカードも禁止す...
人々は安定性と安全性の両方...
カタカナ会社はあやしい会社?
サービスリリースの落とし穴
IT業界の職場環境
IT業界の労働環境悪化は...
英語の必要性
正月出勤
年末年始の過ごし方
止められないコンピュータ
動かないコンピュータ
リリース直前の危機

▼ IT業界の動向
クラウドプレイヤーの名言集...
ネット史上最大の惨事、マイクロ...
ベンダー努力を台無しにするIFRS...
電子政府構想は無駄遣いの温床...
NASAのレポートがIT業界に与える...
中国当局によるプログラム盗用は...
コンサルもSIerもいらない内製...
中国のソースコード強制開示制度...
IBMは当て馬、Oracleが演出する...
PWCCが復活、ベリングポイントを...
IBMに喰われたSun、IT業界に訪れ...
ヤフー、自社データセンター所有...
自分が決めたルールに違反するGo...
SOAは死んだ
データセンターを巡るIT業界三...
├ リーマン破綻にみる米国証券業界...
IT史に輝く「すべったテクノロジ...
冷却を必要としない常温データ...
過去のIT業界10大予測を振り...
├ エンジニアよ、大志を抱け!
├ 黒箱襲来!コンテナがDC...
IT業界進化論: SIer 2.0を目...
IT業界がダメな理由を学生の...
IT業界温室効果の1/4はDC...
新生ニコニコ動画、ニコンド...
システム前線異常アリ!ゆう...
ニコニコ動画は文化の架け橋
Web2.0の向こう側〜サードリ...
セカンドライフだけで宣伝の...
国家戦争にも利用されるDDo...
DoCoMo2.0に見る情報格差...
DoCoMo2.0とWeb2.0
ITIL準拠という幻想
システム障害訓練の日を制...
WAONとnanacoが提携したい...
NTT東西の野望〜光回線編...
mixi招待制の綻び
Vistaが売れない理由
独自仕様に走り過ぎて泣き...
米国事情から見る日本のIT...
MVCからAjaxへ
外字ってなんですか?
Sunがx86サーバにIntel採用...
やりたい放題バッドウェア!
アウトソーシングという名の幻...
ソフトバンクモバイル、MNP停...
やっぱり止まったソフトバンク...
あらゆる意味でやり過ぎの...
経営者不在の日本版SOX法...
働いてみたいIT企業ランキン...
サーバの進化がデータセン...
_システム運用にRSSを活用
電力線通信が認可される日...
携帯メールはSSL通信よりも...
経営者不在の日本版SOX法...
Microsoftがサイトリニューア...
停電に脆弱なシステム
システムは誰のためにある...
ITILで運用が楽になる?
進化するコールセンター
Vacademy
IT業界にロングテールはある...
時間をお金で買う
あなたの猫はコンピュータウ...
個人情報保護法の範囲
あなたvsプロジェクト構成管理
ドラマ24にみるシステム最前...
次世代トレンドと枯れた...
日本版SOX法の施行に向け...
新しいWindowsはWeb決済...
地震に強いシステムをお持...
IT Doesn't Matter
SOAと分散コンピューティン...
各社で定義が異なるESB
おサイフケータイに見...(2/2)
おサイフケータイに見...(1/2)
子会社のシマを荒らす親会社
アインシュタインに学ぶソフ...
公職選挙法とインターネット
マイレージ負債
インターネットの舞台裏:海底...
ゼロ・クライアント
サーバのトレンド
外資系パッケージベンダー

▼ 業界の構造
対極にあるIT業界とコンビニ業...
IT業界は成果報酬型のサービス...
特定ベンダー以外をふるい落と...
欧米人なら爆笑するレベルと...
IT業界が詐欺師集団と言われる...
IT業界の格差社会、年収200...
├ 新基準導入でデスマーチがな...
公式では言えないニコニコ動...
├ コンサルとアプリ開発者、格差...
システム運用はIT業界の最下...
テストフェーズの呼び方は千...
2000年問題再来!?サマー..
減り続ける正社員の割合
労働局が偽装請負の抜け道...
会社貸与のPCは何年償却?
ITIL Foundationを2万円で買..
IT製品もイメージ重視?
お試しできない製品は売れない
IT業界は無免許制
どんぶり勘定
標準価格と提供価格
ソフトウェアライセンス
社外秘の秘密度合
偽装請負 
システム開発の流れ7 テス...
システム開発の流れ6 開発...
├ システム開発の流れ5 開発...
システム開発の流れ4
システム開発の流れ3
システム開発の流れ2
システム開発の流れ1
IT業界の構造

▼ 業界ランキング
SIerランキング2005
コンサルランキング2005

▼ その他
「幣社」という表現は相手を見下...
コミュニケーション力の不足は...
聞く耳を持たないYahooニュース...
黒デスクトップ事件に見る中国...
ITコンサルから見たブラッディ...
違法ダウンロードでネット追放...
就職難民=不出来な学生とい...
モンスターペアレント、会社襲来
あえて言おう、Yahooの掲示...
プログラマ向きなカフェをオー..
├ Japan Brog Award 2008を..
日立さん、IT大喜利をもう一度
インターネット上の信頼できる...
IT業界でありそうな迷惑勧誘...
倒産してもカネを要求する悪2...
倒産してもカネを要求する悪1...
├ 枯れた技術の水平思考で
├ ずさん極まりない環境保護ラ...
世界の奇妙な法律を集めた...
50万円のキーボード
洋楽を1曲10円で購入できる...
CNETとZDNetは同じ会社
情報の価値(情報商材)
コンパイル1回12時間の世界
楽天ポイント事件
楽天ポイント事件〜利用者...
楽天300ポイント付与で謝罪
ライブドア強制捜査
└ ネットワークベンダー

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。