2006年3月6日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0132
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発刊総数:2523部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :ドラマ「24」にみるシステム最前線
● ホットトピック :IP電話にスパム現る!? SPITってなんだ!?
● メルマガ紹介 :ADは見た!テレビ局の驚くべきこんな裏側
● 特別レポートプレゼント
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
先日、NHKで朝の8時15分から放映されている
「いないいないばぁ」という番組をチラッと見てから、
気になっていることがあります。
ワンワンという緑と白のいかしたカラーリングをしている
犬のマスコットキャラクターがいるのですが、
口ずさむちょっとした内容が妙に古臭いのです。
水戸黄門の歌や8時だよ全員集合の歌を口ずさんだりするのですよ。
対象年齢3歳以下のこの番組、当然幼児には分かるわけがありません。
でも、そんなセンスが気に入っています。
mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
まだまだ募集しております。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=283143
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■ 業界裏話 :ドラマ「24」にみるシステム最前線
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24(twenty four)というドラマをご存知ですか?
CTU(対テロ対策部)の捜査官、ジャック・バウアーにふりかかる事件
を1話1時間ずつ、24時間(1日)リアルタイムで描く画期的な手法で人
気を博したので、知っている方も多いでしょう。
(参考: http://www.fujitv.co.jp/24/index2.html
)
今回は、24をご存知ですと、より一層お楽しみ頂けます。
24に出てくるCTUという組織には、非常に高度なシステムが導入されて
おり、それがドラマの随所で活躍します。
ざっと列挙してみましょう。
・アプリケーションのアクセスコントロールが瞬時に行われている。
・どのデバイス、どの場所からもセキュアネットワークにアクセスで
きる。
−わずかな操作でユーザ権限の設定を細かく変更
・ある端末で作業中に違う端末に移動しても、移動先の端末から作業
中のアプリを継続利用できる。
−どの端末からも
・各端末の作業内容はサーバに全て保存されており、後で作業内容を
全て確認できる。
・異なる作業者(端末)間でひとつの作業を共同実行できる。
こんな夢のようなシステム、本当に現在の技術力で構築することができ
ると思われるでしょうか?
一見、荒唐無稽に思えるこれらの機能も、実は現在の最新技術を駆使す
れば、やってできないシステムではないのです。
実際にどのような技術が用いられているのかを考えてみましょう。
推測すると、おそらくCTUではサーバ・ベースド・コンピューティング
(SBC)を活用しています。
SBCとは、アプリケーションの処理を全てサーバ側でやってしまうとい
うものです。クライアント(端末)にはサーバの処理結果のみを表示す
るため、高度なセキュリティーを維持できます。
実際に構築するなら、CITRIXの製品を用いて開発することが可能でだと
思われます。
※CITRIX: http://tinyurl.com/glaan (IT用語辞典)
CITRIXの製品を用いると、クライアント上には一切データが蓄積されず、
パッチの更新も不必要、センター側で一括管理ができ、システムによっ
てはネットワーク帯域の消費も見込めるというメリットがあります。
全てセンター側で管理するのですから、マルチデバイスから同じアプリ
ケーションを操作可能にしたり、ソフトウェアのインストールなしでい
きなりアプリを使用可能にすることもできるのです。
もちろん、モバイル端末からオフィス内のワークステーションを遠隔操
作することも、アクセスゲートウェイ製品で実現できますね。
なんだかCITRIXの回し者のような文面になってしまいましたが、市販の
技術でこのレベルのシステムが構築可能であるというのは、改めて凄い
ことだと思います。
「いつでも、どこでも、だれでも」というユビキタス社会のスローガン
が叫ばれるようになってまだ数年ですが、もはや現実にそれは存在して
いるのです。
ちょっとでも目を離すと、技術はあっという間に先に進んでしまいます。
IT業界に暮らす皆さん、日々の情報収集を欠かさぬように!
posted by 吉澤準特 at 00:56
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業界裏話