2006年3月8日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0134
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発刊総数:2572部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :デビルズ・アドボケイト
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
前号で公開を停止したレポートのダウンロードを再開しました。
何時間も頑張って溜まっていたメールを書くのは大変でした。
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■ 業界裏話 :デビルズ・アドボケイト
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デビルズ・アドボケイトという言葉をご存知ですか?
わざと相手の意見に反論し、議論を盛り上げ活発にする目的で用いられ
る手法でして、討論では一般的なスタイルです。
よく「朝まで生テレビ」で、田原総一郎がコメンテーターの真意を引き
出すために、わざと喧嘩口調で反論をぶつけていますが、あれこそ、ま
さにデビルズ・アドボケイトです。
相手に反論する行為に引け目を感じる方は多いでしょう。
ですが、例えば、業務要件を定めるためのミーティングで、あれもこれ
もと意見を取り入れていたら、過剰機能のゴテゴテなシステムができあ
がってしまいます。
勘違いしてはいけないのは、反論とは相手を非難することではありませ
ん。あくまでも、真の解を導き出すために、肯定的な側面だけではなく、
否定的な側面からも議論を行うのです。
昨今の業務システムは、企業もしくは社会インフラとして十分に浸透す
るようになり、それ無しには日常業務が立ち行かなくなるほどに存在感
を増しています。
このようなミッションクリティカルなシステムに携わるなら、是非とも
デビルズ・アドボケイトの視点を持ち続けたいところ。
「この機能が無かった本当に業務は回らないのか?」
「こんな不正データを流したら、データが流出するのではないか?」
「不正操作でシステムを停止させることができるのではないか?」
これってテスト項目を作成するときに必要な視点ですよね。
そうです。テストチームのメンバーこそ、アプリチームに対してデビル
ズ・アドボケイトを持たなければならないのです。
テストチームに皆さん、これからはアプリチームの言い分は全て疑って
掛かりましょう。
あ、もちろん、反論するのは仕事の上だけにしておきましょう。さもな
いと、プロジェクトの人間関係が破綻してしまいますよ。
posted by 吉澤準特 at 01:05
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業界裏話