2006年3月9日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0135
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発刊総数:2582部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :一貫性が信用を生む
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
最近、EAI/BPM製品を展開するベンダーの方と話をする機会が多いです。
各社の担当営業さんの話を聞き比べると、
どの製品も一長一短であることが良く分かるのですが、
クライアント先に導入する時には、どうしても自分が使ったことのある
製品を選んでしまいます。
SIer向けのトレーニングは、もっと安価かつ手軽に提供してくれると
選定に含めようと思えるのですけどね。
mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
まだまだ募集しております。
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■ 業界裏話 :一貫性が信用を生む
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信用のおける人とおけない人、どちらと一緒に仕事がしたいですか?
こう聞かれて、信用のおけない人と答える人はまずいません。誰に聞い
ても信用のおける人を選びます。
では、信用がおかれるためにはどのようにしたらよいでしょうか?
誠実な態度、客観的な視点などなど、色々な答えが上がってくると思い
ますが、私が最も重視したいのは、一貫性です。
何かを行うとき、人は自分の中にある行動原理に沿って行動します。
営業成績を最優先する人なら、どんなときでも自社の利益が大きくなる
ような提案をしますし、自己の技術スキルを向上させたいと考えるSEな
ら、無くてもよい最新技術を盛り込んだ提案をするでしょう。
何を行うにしても、一つの考えに沿って行動するわけですから、その大
元の考え方を相手が知っていれば、相手はこちらの思考や行動を予測し
やすいわけです。
そして、その予測の範疇で動くことが保証されている(と相手に思わせ
る)ことができれば、相手はあなたの言葉を信用するのです。
もう少し微妙な例で話をします。
子供がお年玉を貰ったとき、親がこう言ったとしましょう。
「あなたのために貯金をするからこっちに渡しなさい」
純真無垢な子供は親の言うことを信じてお年玉を預けます。
それが何年か続いたとしましょう。
ある年、子供は、今までの貯金でバイクを買おうと思い立ちます。
そこで自分の預金通帳を確認してみると、貯金し続けてきたお金が半分
しか残っていません。
そこで親を問い詰めると、
「最初は銀行に貯金していたけど、途中から学資保険にして積み立てて
いるから半分しかないんだよ」
と言われました。
親は子供のために学資保険を積み立てていたのだから、貯金ではないに
しろ、子供のためを思ってやっています。
ですが、子供はそのような形を期待してお年玉を預けていたのではなく、
自由に使えるお金を一時的に貯めていると考えているわけです。
貯金するという一貫性を親が持っていると思って預けていたのに、実際
は違っていた。
このとき、親が代わりに貯金をしているという行為に対する信用はなく
なり、次回のお年玉では、子供は親に決して渡さないでしょう。
たとえ、相手に良かれと思っていても、相手はそう感じてくれないので
す。
このように一貫性を持たない行動は、例えそれが相手を慮ってのものだ
としても、信用を失わせてしまうのです。
これはシステム開発や運用の場でも同じです。
緊急障害でシステムに変更を加えるとしても、事前にクライアントに示
した解決案よりもさらに良い方法を直前になって思いついたからといっ
て、クライアントに相談もなく、勝手にその方法で改修を加えてしまっ
たらどうなるでしょう。
事前に説明していたことと違うじゃないか、と多くのクライアントは不
快感を示します。
もしここで、一貫性のない態度を取っている(行き当たりばったりだ)
と思われてしまったら、以後、クライアントからの信用はゼロです。
何をするにしても、クライアントからの細かい監査が入るでしょう。
どうですか、一貫した態度の重要性をご理解頂けたでしょうか。
posted by 吉澤準特 at 22:32
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業界裏話
お役に立てて何よりです。サイト上部のリンクにある「できる人の9つの法則」には、それを含んでさらに色々と書いてあります。宜しければごらん下さい。
https://it-ura.up.seesaa.net/item/report_request_it-ura-006.htm
例が少し悪いように思います
親は子どものお年玉を貯金する義務はありません
なぜなら,子どもの親もお年玉をあげたり,お礼をしたりしています
そのため,子どもがもらったお年玉はその親に間接的に渡されたものだとする考え方が一般的だからです
親は子を監督する立場から信用されようがされまいが関係ないということになります
しかも「バイクを買いたくて貯金を崩そうと思ったら学資保険に入れられていて親を信用できなくなった」とはさぞかし世間をしらない子どもなのですね
親は教育が行き届かなかったことを反省すべきだとは感じます
成人した他人(もちろん成人した親子でもいいのかもしれないが)同士と未成年の子どもとその監督者である子どもとの関係は,法律上も全く異なるものですので例としては適当でないと思った次第です
世の中には「意見の相違」という言葉もありますので削除していただいてもかまいません
それでは.