2006年3月20日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■ IT業界の裏話 No.0141
■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発刊総数:2625部 http://it-ura.seesaa.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :病欠って何ですか?
● ホットトピック :コンテンツ管理がコンプライアンスの第一歩
● メルマガ紹介 :MOTがあなたに伝授!パソコン裏技テクニック集
● 特別レポート
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ご挨拶
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうも、エンジニアAです。
前号で新しいレポート(2本)の告知をしました。まだご覧になってい
ない方もいらっしゃると思うので、改めてお知らせします。
両方ともあなたのビジネスに役立つ示唆が含まれてると思います。
是非ダウンロード頂き、お仕事の役に立てて頂ければ幸いです。
ちなみに気付いている方もおられるでしょうが、私が作成するレポート
は全てパワーポイントをベースに作っています。
これは、私が本業でパワーポイントを最も頻繁に使っていることと、
私が作成したパワーポイントの構成をみて、レイアウトのバランスや
色使いなど、実務ではどんなふうに作っているのかを少しでも感じて
もらおうと思ってのことです。
ですから、他のメルマガで配布されているような、ダラダラと文章が
続く分かりにくいレポートとは別物だと考えて頂きたいです。
たとえ、あなたにとってさほど興味のない内容であっても、実務で
パワーポイントを使う機会があるのであれば、是非ともコンサルタント
が作るスライドをご覧いただきたいと思います。
詳しくはメール後半の「特別レポート」コーナーをご覧下さい。
mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
まだまだ募集しております。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=283143
メルマガ読者で未参加の方、メールを頂ければご招待します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 業界裏話 :病欠って何ですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3つ前の号で、昼休みの取り方についてお話した回があったのを覚えて
いらっしゃいますか?(138号参照)
それを見て、何人かの読者の方からお返事を頂きましたが、そのうち、
まりーなさんから「病欠」の扱いに関するメールを頂きました。
(以下、まりーなさんの投稿内容です)--------------------------------
昨年末、私は、かなり楽しいトラブルプロジェクトにおりました。
明らかな赤字が出ていますが、もうやるしかない、というプロジェクト
で、サービスイン日は、何回か伸びたのですが、外注の方々と共に、大
騒ぎしておりました。
私は、サブリーダをしておりましたが、 OJTという名目でこの春入社し
たばかりの1年生を5人入れたチームは、 総勢10名で、頑張ってました。
この時期に、「病欠」はありませんでした。
11月、12月は、風邪が流行りましたが、リーダが倒れて会社に来なくて
も、私の携帯の電池が切れるまで、電話をし続ける始末。USBの携帯充電
器を、この時期に購入しました。
誰かが寝坊すると、その人から連絡が来るよりも早く、誰かが質問の電
話をします。電車の中から飛ばした携帯メールが、転送されている事も
ありました。
でも、唯一、私は、「病欠」を取りました。
もちろん、出勤表上ではありません。深夜帰宅後、ひどい頭痛と発熱で
眠れず、たまらずに病院に行きました。
病院に行く前に、翌日、欠勤することをメールでチームメンバーに、携
帯の番号と共に知らせました。
しかし、電話が鳴る事はなかったのです。
後で聞くと、プロジェクトリーダは、「絶対に電話するな」と、予防線
を張ってくれていたようです。
3日後、私は復帰し、事情を知りました。今、プロジェクトリーダには、
非常に感謝しております。
でも、そのプロジェクトリーダが倒れていた時、私が一番電話を握って
いました。。。
ごめんなさいっ。
(ここまで)
--------------------------------------------------------
大抵の人は病気で仕事を休んだ経験はお持ちでしょう。
当然、仕事は待ってくれませんから、自宅で静養しながら(?)資料作
成に勤しむ方もいらっしゃると思います。
しかし、そのワザを使えるのは、システム開発に携わる人間にとっては、
設計フェーズが限度でして、プログラムをコーディングするフェーズか
ら先は、開発環境やテスト環境に接続できなければ、仕事にならないん
ですよ。
ですから、開発が佳境を迎える時期には、無理をしてでも出社しなけれ
ばならないのです。
万一、欠勤することになれば、他のプロジェクトメンバーやクライアン
トから質問がマシンガンのように問い合わせられることでしょう。
病欠の扱い方は、私の経験の範囲では、会社によってマチマチ、場合に
よってはプロジェクト単位で異なっています。
・有給を消化させるケース
・有給や給与に影響なく病気休暇を認めるケース
・欠勤扱いで給与から天引きするケース
給与天引きなんて勘弁して欲しいと思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、労働法では、病欠は欠勤とみなすことを述べているので、給与
天引きというのは、実は一番妥当なケースなのです。
病欠は自己管理ができていない証拠だから、その分給与を減らされても
文句は言えない、と教えられた営業職の方は結構いると思いますが、
労働法から見ても、その考えは実は間違っていないんですよ。
皆さんの職場では、病欠に有給を充てる人は多いと思いますが、有給と
いうのは事前に申請が必要なので、
「今日は具合が悪いから有給を取らせて下さい」
という意見が通るのは、あくまで上司(会社)の好意によるものである
ことをお忘れなく。
ちなみに、私はプロジェクトの予算が厳しいからという理由で、無理や
り有給を取らされたことがあります。
休みたいのに休めない人がいる一方で、働きたいのに休まされる人がい
るというのも奇妙な話ですね。
posted by 吉澤準特 at 00:31
|
Comment(1)
|
TrackBack(0)
|
業界裏話
そもそも、日本はILC条約に批准していないので、先進国とは思えない程の労働環境になってしまっていますね。
自己管理だけで病気にならないのなら、その方法を公開すればノーベル医学賞がもらえるでしょう。