2006年10月1日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0178
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発刊総数:3863部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :社内SEが人気を集めている理由
● ホットトピック :進化し続ける「無線LAN」
● レポートチェック
● 特別レポート
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
まぐまぐの規約改訂があり、
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これに伴い、本メルマガ以外で公開していた無料レポートについて、
一度公開を取り消します。
とりあえず、本メルマガ上では公開し続けますから、
読者の方にはまったく影響のないお話ですね。
これからも変わらずにIT業界のお話を提供して参りますので、
皆様、よろしくお願いいたします。
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■ 業界裏話 :社内SEが人気を集めている理由
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最近、社内SEの人気が高まっているようです。
そもそも、社内SEとは、企業内のIS(情報システム)部門に所属する
社員を指すことが多く、ベンダーなどの外部SEをリードもしくは共同で
社内システムの開発・運用に携わっている人々です。
国勢調査の結果では、およそ60万人以上の社内SEがいることが推定でき
ます。
これに対して、SIerなどの外部SEは24万人程度。
一見すると社内SEに転職するのは難しくないと思ってしまいますが、
社内SEは人員の流動性が低く、それほど求人数が出ていないため、
意外に狭き門のようです。
もちろん、狭き門というだけで人気が集まっているわけではありません。
@ITの自分戦略研究所によると、次の5点が社内SEの人気を高めている
主要因だと述べています。
・プロジェクトへの一貫した参画
・エンドユーザーから受ける達成感
・開発主体としてプロジェクトとの一体感
・転勤の少なさ
・残業の少なさ
最後の2点は、一部の企業によっては幻想に過ぎないでしょうが、SIer、
つまり外部SEの立場からすれば、それ以外の点は納得できます。
ただ、記事では、「安定志向が社内SEを希望する」と書かれているよう
に、これまで外部のSEとして働いてきた人々が、安寧の地を求めた結果、
クライアントサイドのSEの立場を魅力と感じるようになったのでしょう。
つまり、隣の芝は青いと感じているだけではないかな、と。
外部SEとしてプロジェクトに入ると、クライアント側のIS部門の方々が
何をやっているのか、実は見えてこない部分が結構あります。
例えば、案件や追加対応の予算獲得のために、社内稟議書を何度も書き
直していたり、他のベンダーとのやりとりに忙殺されていたり、システ
ムの顔として多くの調整・折衝業務を行っているのがIS部門です。
他にもシステムに関する中長期計画や資産評価など、やるべきことは数
多くあります。
おそらく、複数のクライアントと仕事をしたことのあるSIerの方なら
分かると思いますが、基本的にその会社のシステム面に関する顔役とし
て機能するため、実はコンサルタント並のコミュニケーション能力が要
求されます。
IS部門の立場が弱い会社は数多くありますが、こういった期待に対して
応えることができていない現状も、その一因だと思っています。
コミュニケーション能力が十分でなくとも容認されやすい環境ですが、
それだけに、外部から転職する場合は、コミュニケーション能力に期待
がもたれることを忘れずに。
posted by 吉澤準特 at 10:57
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業界裏話