2005年3月30日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0054
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発刊総数:1109部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 裏話 :サーバのトレンド
● メルマガ紹介 :リーダーシップって何だろう?
● 裏話募集
● 特別レポートプレゼント
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
最近は英文の翻訳作業が多く、exciteの翻訳ページに頼りっきりの毎日
を過ごしております。しかしこの翻訳ページ、出てくる訳がアホっぽく
て参考の参考くらいにしかなりません。やはり、技術用語を含む文章に
利用するのは無理があるのか・・・・・
記事内容に対する、皆様からのフィードバックを受け付けております。
皆さんの忌憚のないご意見を遠慮なく書き込んで下さい。
コチラからどうぞ → http://it-ura.seesaa.net/
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■ 裏話 :サーバのトレンド
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昨日、「【E+C】エンジニア+コンサルが日経を読む」にて、これから
先のサーバトレンドに関する話が取り上げられていました。
→
http://stk.cocolog-nifty.com/motlabo/2005/03/050329.html
- 以下要旨抜粋
ちょっと前までは分散型サーバーと称して、比較的小規模なサー
バーを多数置くのが流行だったが、今はそれらを集約してシステ
ムを単純化、でもサーバーそのものは大型・高性能化する方向に
流れている
サーバートレンドは分散型から集中型に向かって揺り戻しが始まっ
ているが、時間が経てば普及技術の組み合わせで何とかなる時期
も来るようにも思える。
現在、どこのサーバベンダーも仮想化、自動化というキーワードのもと
にシステム統合や再構築を推し進めていますが、どうしてこんな流れに
なったのか知っていますか?
システムの歴史を振り返ると、メインフレームと呼ばれるゴッツイ筐体
が主流だった80年代後半、サーバ1台あたりのメンテナンス費用があまり
にもバカ高かった企業は、なんとか運用コストを安く抑える方法はない
かと探していました。
※5億円でシステムを構築し、年間10億の運用コストといういうよう
なシステムがゴロゴロあったんですよ!
その頃はワークステーションと呼ばれる画面とキーボードだけの端末に
入力し、全て中央のホストコンピュータで処理する形(シンクライアン
ト)が一般的でしたが、もっと端末側のリソースを有効活用させようと
いう形に流れが変わっていきます。(ファットクライアント)
すると、サーバに求められる性能も低くなるので、サーバ単体あたりの
コストが大きく下がってきたんです。
これがどんどん進んでいき、その上インターネットの普及で通信環境も
安価に整備することができてきた。するとどうなるか?
ひとつのサーバで複数処理を行わせるよりも、処理ごとに異なるサーバ
を立てた方が全体コストが安くなったんですね。だから、新しいシステ
ムを作るたびに、どんどんサーバを追加していった。
その結果、どうなったでしょう?
ヒューレット・パッカードがCMで流してますけど、企業内のシステム
全体像を把握できる人が誰もいなくなったんですよ。これホント。
どんなシステムがあるかを一覧化している企業は多いですけど、その物
理的所在地、管理者、連絡方法、監視体制・・・・・しっかりできてい
るところは本当に少ないですね。その上、システム像全体を把握してい
る企業なんて、すずめの涙程度しかいません。
それに加えて、サーバを増やしすぎた結果、固定資産管理も煩雑になり、
遊休資産がどれくらいあるのかを把握することも難しい。
設置面積が広くなりすぎて、データセンタが足りなくなったケースもあ
るんですから、そりゃ本気でサーバの統廃合を考えざるを得ないでしょ
うね。
でも、サーバ統合には実は非常に大きな壁があるんです。それは何か?
ライセンスです。
サーバを含むインフラストラクチャの統合が目指すゴールは、必要な時
に必要なだけのシステムリソース(CPU性能やディスク容量)が確保
できることです。ですから、最初に集中型のシステムを構築するには多
大なシステム投資が必要になるのです。
でも、1年先の需要に備えて今から莫大な維持費を支払っていくなんて
考えは、よほど金の余っている企業以外では受け付けられないでしょう。
ですから、ベンダー側が提示するライセンス料も使用量に応じた額にな
らなければ、集中型のシステムは絵に描いた餅なんですよ。
※ユーティリティ・コンピューティングというモデルです。
事実、ベンダー各社にユーティリティ・コンピューティングの実現を依
頼しても、現段階では実現できませんという答えに帰結します。せいぜ
い、最終モデルを見越した段階的なシステム統合案を提示することがで
きるくらいでしょう。
このことに関して、Oracleとソフトバンクが興味深い取り組みを
してますので、期待したいところです。
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2005/02/25/4698.html
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● メルマガ紹介 :リーダーシップって何だろう?
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あなたに上司や部下はいますか? 人と人とが接すると、そこにコミュ
ニケーションが生まれます。でも、コミュニケーションをうまく操るこ
とができる人は多くいません。
人の上に立つリーダーには、この能力が強く求められます。誰も語って
くれなかったリーダーのあるべき像を、この探してみませんか?
こちらのメルマガは、経験豊富な筆者がリーダーのノウハウについて詳
しく述べており、参考になること間違いなしです。
「裸足のリーダー」 http://www.mag2.com/m/0000136959.htm
posted by 吉澤準特 at 01:22
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業界裏話