2005年4月12-13日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0059 + No.0060
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発刊総数:1254部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 裏話 :コンサルの報酬額って?
● メルマガ紹介 :ジャーナリストの視点でコーチング
● 裏話募集
● 特別レポートプレゼント
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
先日、愛・地球博に友人が行ってきました。開催当初はお弁当の持込が
できなかったりしましたが、今ではさほど混乱もなかったようです。
感想ですか?
友人曰く、
「すでに君のキーボードに書いておいた。
UからQに向かって順番に読んでみろ」
どれどれ・・・・・おおっ!
あとはあなたの目で確認して見てください。
正解が分かった人はブログに書き込んでくださいな。
記事内容に対する、皆様からのフィードバックを受け付けております。
皆さんの忌憚のないご意見を遠慮なく書き込んで下さい。
コチラからどうぞ → http://it-ura.seesaa.net/
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■ 裏話 :コンサルの報酬額って?
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前回の続きです。今回もこちらを取り上げます。
→ http://tinyurl.com/6ww9x
※前の回はこちら
→ http://it-ura.seesaa.net/article/2832812.html
(要旨)
コンサルティング企業が全体を仕切っているプロジェクトは多いが、
破綻しているプロジェクトが多いのも事実であり、成功したプロジェ
クトは、ほんの一握り。
・労働時間が長く、終電がなくなっても残るコンサルタントが多い。
労働時間の長さでアピールするのはナンセンス。
・報酬が異常に高い。月額200万〜400万ぐらい請求される。
その割り
に大した仕事もしないコンサルタントが多い。彼らを一人切れば、
他の優秀なSEが2、3名雇える。
・主に顧客への提案資料をパワーポイントで必要以上に作りこんでい
るコンサルが多い。もっとシンプルで十分。
・システムを知らない人間が語る机上の空論が多い。
例)10万件の顧客データを手入力しろ、など
ゆえに、コンサルはIT業界の労働環境を悪化させてる元凶である。
長時間労働については前回を参照して下さい。今回はコンサルの報酬額
について考えていきます。
外資系コンサルティングファームが請求する金額は、一般的なSIer
と比較すると結構な差があります。
まず、一般的なSIer。IBM、CTCなどが請求してくる金額は、
およそ150万円程度が相場です。安ければ100万円以下でもお願い
することができ、能力を考えると、価格競争力は強いですね。
では、コンサルティングファームはどうでしょう。
私はコンサルファームについては3社の情報しか知りませんが、一番高
いところだと、一人当たり最低200万円/月を請求します。最も高額
を請求するパートナーやディレクタークラスだと、500万円/月とい
うケースもありますね。
しかし、この500万というのは1日×8時間を1月分にした額ではあ
りません。これくらいの額を請求するクラスの人間は、他のプロジェク
トもいくつか掛け持ちしています。
彼らはプロジェクトを獲得してくる人間ですから、プロジェクトが動き
始めた後は、現場の人間に全てを任せ、自分は次の提案活動に勤しむわ
けですが、その活動期間中は、これまで獲得したプロジェクトの人件費
に計上するんですよ。
ですから、実際に彼らが計上しているのは、1日2時間がいいところ。
それなのに月500万を請求するということは、時給換算にするといく
らになるでしょう。
答え、10万円/時
どうですか、笑いが止まりませんよね。こんなに高額ならよほど優れた
コンサルタントに違いないんでしょうね。
ええ、もちろん皮肉です。いくらなんでも、こんな高額の価値を発揮で
きる人間なんて、実際にモノを売り歩いている企業の社長か、毎日錬金
術に勤しむ金融トレーダーくらいのもの。
ちょっと貰いすぎですよ。しかし、これら金額を含めた上でプロジェク
トは成り立っている訳ですから、どこかでこの超過分を相殺する要素が
あるはずです。事実あります。
それは末端コンサルタントの請求額。
彼らが身を粉にして働くほど、実際に生じている価値に比べ、クライア
ントに請求する価値の方が高くなり、その差が上記の損失補填に当てら
れるというわけです。
これなら、高給取りにクビを言い渡して、その分優秀なコンサルやSE
に来てもらう方が、プロジェクトにとっても数倍有益に思えますよね。
しかし、そう簡単にいかないのがこの業界なのです。
往々にしてこの高給取りのコンサルタントはプロジェクトの責任者とい
う立場も兼ねます。これはプロジェクト遂行の責任者ということではな
く、プロジェクトそのものの成否について責任を持つ人間ということで
す。
ですから、彼を外してしまうと、コンサル会社側としては責任をとる人
間がいなくなります。ですからどうしても外せない。しかし、これはコ
ンサル会社側の一方的な道理であり、クライアントに受け入れてもらえ
るわけはありません。
ではどうするか?
答えは簡単、誤魔化して計上するだけです。見かけ上、2人のコンサル
タントが働いていることにして、実際には高給取り一人分の金額を計上
するというわけです。
事実に反する報告ですが、その分、報われない残業をするヒトが増える
ので、成果量自体は予定通りだったりするのが恐いですね。
彼への報酬がプロジェクトの予算を削っているという事実は、会社の構
造的な問題もあり、現場ではどうにも変えようがないのです。
ですから、早く他の案件を獲得して、自分たちの予算から奪い取ってい
く金額を減らしてくれないかな、という願いをどのプロジェクト管理者
も持っています。
まるで寄生虫のような存在ですよ。1週間のうちのわずか数時間、ミー
ティングに出席しただけで、目が飛び出る金額が計上されるのですから。
そのミーティングから次の案件への糸口を掴むくらいの仕事は、せめて
してくださいね。
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● メルマガ紹介 :ジャーナリストの視点でコーチング
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今や求人広告はウェブから簡単に手に入れることができるようになりま
したね。以前は、テックビーイングなどの専門誌を見なければこういっ
た情報は捜すことができませんでした。
確かにバイトルドットコムなど、派遣情報が数多く掲載されているサイ
トもありますが、掲載する側はお金を払っているわけで、それがそのま
ま人材雇用の費用に上乗せされているのはご存知ですか?
百聞は一見にしかず。まずはご自分の目で見てご判断下さい。
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posted by 吉澤準特 at 12:28
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