2007年2月12日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0207
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発刊総数:4300部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :外字ってなんですか?
● ホットトピック :TOEICのスコアをグッと伸ばす方法
● レポート提供
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
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■ ご挨拶
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どうも、吉澤準特です。
最近、カードを統一しようと悩んでいます。
今は5枚ほどクレジットカードがあるのですけど、
ポイントや負荷サービスを考慮して、
1つか2つに絞りたいなぁ。
今のところ、最有力候補は楽天カードです。
ポイントたくさん付きますし。
でも、ビックカメラカード+Suica1枚にすると
持ち運びも楽なんですよね。
Suicaに関しては、
携帯電話のMobile Suicaを利用する手もあり、
そうすると、携帯電話のiD(FOMA使ってます)を
できるだけメインに使うのもありかな、と思ってるんですけど、
色々あって、悩みますね。
皆さんは、メインのクレジットカードは何にしていますか?
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■ 業界裏話 :外字ってなんですか?
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WindowsにしろMacにしろ、私たちがこうやって文字を読むことができる
のはフォントが備わっているおかげですが、もう少し突き詰めて考える
と、文字自体の種類を定義している文字コードがあるおかげとも言える
でしょう。
例えば、UTF-8という種類の文字コードでは、「ア」を示すのにEFBDB1と
いうコードを割り当てています。全ての文字が同じようにコードで定義
されています。コード自体は世界共通の規格として定められており、日
本語以外にも、アラビア語や中国語など世界中に文字を含みます。
※文字コード自体の説明はコチラをどうぞ。
→ http://it-ura.seesaa.net/article/33487810.html
ここまで読んで分かった方もいると思いますが、文字コードが定義でき
る文字の種類は有限であり、それゆえ共通定義に含めることができない
文字も出てきます。
そこで、大抵の文字コードにはPUA(Private User Area)という領域を
持っており、その範囲で自由に文字を定義して良いとされています。こ
の領域に登録されている文字を、一般に「外字」と呼びます。
→ http://it-ura.seesaa.net/article/33487885.html
日本人が使う漢字は非常に種類が多く、同じ字でも簡易なものや旧字体
に分かれていたりと、コードで定義するにはかなり複雑なため、一部の
文字は標準のフォントには含まれていません。
含まれていないとは言いつつも、大抵の文字は代替されるものが標準フォ
ントにあるので、通常は困ることはないのですが、ある特殊な世界では
これが深刻な問題になってきます。
それは、正式な人名や地名を表記しなければいけないシステムです。
ある程度の公共性を有するサービスは、大抵外字を必要とします。例え
ば、戸籍に関するデータベースには、人名漢字が正確に登録してなけれ
ばなりませんし、地籍に関するデータも同様です。
このため、ちょっと前までは、この外字を管理することに多くの自治体
や企業が工数を費やし、非常に非効率的な運用を余儀なくされていたの
です。私も昔、地図会社でお手伝いしていた時、地籍用の特殊文字を外
字エディタで一つずつ作っていました。
そんな状況を変えるソリューションが、日立から発表されました。
「日立文字基盤ソリューション」
→ http://it-ura.seesaa.net/article/33488938.html
本ソリューションでは、文字環境の一元管理に向けた現状分析やポリ
シーの策定支援といったコンサルティングサービスから、複数の業務
システムで利用するための共通マスタの作成、そして、それを管理す
る共通の文字基盤システムの構築まで提供します。
本ソリューションを利用することで、外字が新規で発生した場合でも
OSが異なることにより複数の文字規格が存在する場合でも、共通マス
タを操作するだけで、それぞれの業務システムにおける文字環境を自
動的に修正することができます。これにより業務システム全体の維持
管理費用を軽減することが可能となります。
ああ、私が外字エディタを使っていた時代にこんなソリューションが存
在すれば、あんなに不毛な作業を繰り返さずとも済んだのに。
といいますか、一番の驚きは、今までこのようなサービスが存在してい
なかったという事実です。何十年も前から必要性を叫ばれていたと思う
のですが、それがようやく結実したということでしょうか。
日立のサイトには販売目標を500ユーザ(官公庁・自治体のみ)と掲げて
いますが、公共サービスに携わっている民間企業にもニーズは十分あり
そうですね。
posted by 吉澤準特 at 08:00
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業界裏話