2007年3月6日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0215
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発刊総数:4400部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :コンサルの品格
● ホットトピック :仰天!企業向けWebメールはココが違う!
● メルマガ紹介 :グーグル塾
● レポート提供
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
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■ ご挨拶
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どうも、吉澤準特です。
前号の編集後記にて、
拙著「最新会議運営の基本と実践がよ〜くわかる本」
(http://tinyurl.com/3boldw)のプレゼントをお知らせしましたが、
お陰さまで、多くの方から応募頂きました。
本当にありがとうございます。
10名限定としておりましたが、皆様の応援に報いるため、
応募頂いた方全てに書籍をプレゼントさせて頂きました。
お陰さまで財布の方は寂しくなりましたが(笑)、
先ほど財布を覗いたところ、まだ若干の余裕がありましたので、
ここで『3名様』限定の追加プレゼントを企画します!
詳しくは編集後記で!!
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■ 業界裏話 :コンサルの品格
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欧米企業に限らず、今や日本企業の多くが社外のコンサルティングサー
ビスに依存するという状況に陥っています。
もしあなたが所属する会社が東証一部に上場しているなら、外資系コン
サルタントや国内総研(以下、総称してコンサル)が出入りしていると
見て間違いないでしょう。
こうなると、社員とコンサルタントが机を並べて仕事をするというスタ
イルが当たり前になり、今やコンサルタント無しでは業務が立ち行かな
くなるということも現実の話になってきました。
日テレドラマ「ハケンの品格」にて、「今や企業は派遣社員無しでは業
務が成り立たなくなった」というナレーションが流れていますが、実は
コンサルについても似たようなことが言えるのです。
このようなご時勢で、クライアント(企業)とコンサルはどのように付
き合っていけば良いのでしょうか。
▽業務推進のサポートとしてのコンサル
プロジェクトを立ち上げたいが、ヒューマンリソースが足りていない
という企業はよくありますが、それなりの専門知識と技量を持ち合わ
せたメンバーを外部から得るために、コンサルを呼び寄せるというの
はよくある話です。
状況にもよりますが、推進メンバーとしてクライアントの社員が名前
を連ねている場合、コンサルは彼らの影として立ち振る舞います。
例えば、プロジェクトの成果のほとんどをコンサルが作成したとして
も、社内外にアナウンスする場合、間違いなく担当社員の成果として
報告します。
ドラマ「ハケンの品格」で、派遣社員の名前で社内公募企画に企画書
が出てしまい、大問題に発展するという話がありました。これは、企
画の推進には企画者の継続的な責任を負う必要があるという点で、派
遣社員では問題があるとされていましたが、まったく同じことがコン
サルにも言えます。
成果物に対して最終的な責任を持つのはクライアントの担当者になり
ますから、そこを履き違えると、後悔することになりかねません。
※政治的な理由や、対外的なポーズでコンサルを使っていると思わせ
たくないケースもしばしばありますが、ここでは割愛します。
クライアント担当者の影として動くのであれば、コンサルはバイヤー
の意図を十分に汲み取り、その利益が最大限になるように行動するこ
とが大切です。選択肢や判断材料は提示しますが、最終的な決断は全
てクライアント担当者に任せるのです。
▽外部の目としてのコンサル
客観的な視点が欲しいということでコンサルを呼ぶこともよくある話
です。社内意見が割れてまとまらない時、社外からの風を吹き入れて、
流れを変えるために外部意見を活用するのです。
このケースでは、外部の意見であることが重要になってくるため、成
果物もコンサルの名前(会社名)で出すことが多くなります。
業界一般としての観点や、他業界からの知見を求めることが多いため、
コンサルとしては「あるべき論」を展開し、クライアントの現状につ
いてフィット&ギャップ分析を行います。
ですから、クライアント担当者としては、外部意見としてコンサルの
提案を取り入れ、社内の意識改革のために使うことを考えるのが良い
かと思います。
雇う側も相応の考えを持っていないと、コンサルの効用を最大化するこ
とはできません。彼らを雇うのも安くないのですから、クライアントの
担当者は、彼らに仕事を丸投げするのではなく、要所のレビューポイン
トでは自分の意見を持つように関わっていくのが重要です。
posted by 吉澤準特 at 10:41
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業界裏話