2007年3月16日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0219
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発刊総数:4450部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :テストフェーズの呼び方は千差万別
● ホットトピック :20万円で島が買える?Second Lifeとは?
● レポート提供
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
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■ ご挨拶
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どうも、吉澤準特です。
IT統制の国際的ガイドライン「COBIT 4.0」の日本語版が
ようやく公開されたというニュースが先日発表されました。
内部統制がホットトピックとして扱われている今、
IT業界に生きる身としては知っておいて損はないと思います。
気になる方はコチラをご覧下さい。
「COBIT 4.0」の日本語版が直接ダウンロードできます。
→ http://it-ura.seesaa.net/article/36074941.html
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■ 業界裏話 :テストフェーズの呼び方は千差万別
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IT業界に限った話ではないですが、会社によって略語や専門用語が全然
違うということはよくあることです。
私の場合、コンサルタントという仕事柄、様々なクライアントと接する
機会を持っていますが、お付き合いするクライアントやベンダーさんに
よって用語の使い方が全然違うので、いったい何が標準用語なのかが分
からなくなることがしばしばあります。
例えば、システム開発において、テストサイクルをキレイに回すなら、
単体テスト
→結合テスト
→総合テスト
→運用テスト
必要に応じて性能テスト、ユーザテスト(パイロット)というステップ
を踏んでシステムをリリースすることになりますが、このテストフェー
ズの呼び方が会社によって全然違います。
例えば、次の呼び方はどのテストフェーズになるか分かりますか?
・UT(ユニットテスト)
・CT(コンポーネントテスト)
・PT(プログラムテスト)
実はこれら全て、単体テストを指しています。
テストフェーズを略称で表記することがありますが、単に「PT」とだけ
書かれてしまうと、人によっては「プロダクトテスト(総合テスト)」
を連想してしまうこともあるだけに、異なる環境/会社の人と話をする
ときには要注意です。
他のテストフェーズも色々な呼び方がありますね。
以下はその一例です。
<結合テスト>
・IT(インテグレーションテスト)
・ST(ストリングテスト)
<総合テスト>
・ST(システムテスト)
・PT(プロダクトテスト)
<性能テスト/負荷テスト>
・PT(パフォーマンステスト)
・ST(ストレステスト)
<ユーザテスト/受入テスト>
・UT(ユーザテスト)
・AT(アクセプトテスト)
同じような話がTech総研にも紹介されていました。
『すらすらスラング★エンジニア的社内語講座・IT編』
→ http://it-ura.seesaa.net/article/36075131.html
こちらでは、PTという用語を「パフォーマンステスト」と「プログラム
テスト」の2通りで別々に解釈しており、話が噛み合っていない場面が
描かれています。
最近、同じ用語なのに意味が違うという場面に遭遇したので、ちょっと
取り上げてみました。
皆さんの周りにも用語の勘違いによる面白いエピソードや笑えない話が
あれば、是非教えてください。
posted by 吉澤準特 at 03:50
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業界裏話