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■■ IT業界の裏話−−−−−−−−−−−−−−−−−−−No.0224
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発刊総数:4450部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :WAONとnanacoが提携したいのはamazon?
● ホットトピック :遂に普及期へ!「ICカード」
● レポート提供
※■メルマガ/ブログで提供 ●メルマガ読者のみ提供
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■ ご挨拶
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どうも、吉澤準特です。
もうすぐ逆転裁判4が発売されます。
楽しみで夜も寝れませんし、朝も起きれません。
早く発売しないかな。
逆転裁判といえば、
MMR(マガジンミステリールポルタージュ)に出てきた
キバヤシがナルホドやミツルギと対決する
秀逸なFlash動画がありましたね。
まだ見たことがない人は、この機会にどうぞ。
※先にインターネットカフェなどで
MMRを全巻読んでからやることをオススメします。
→ http://it-ura.seesaa.net/article/37795365.html
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mixiをされている方、マイミク登録してくれると嬉しいです。
まだまだ募集しております。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=283143
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■ 業界裏話 :WAONとnanacoが提携したいのはamazon?
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いつか来るんじゃないかと思っていましたけど、ついにイオングループ
が電子マネー戦争に名乗りを上げてきました。
いや、正確に言うなら、セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」
に対抗するために参入したと表現する方が適切ですね。
2006年の春にセブン&アイグループがnanacoという名前の電子マネーを
全国のグループ店舗(セブンイレブンやイトーヨーカドー)に展開する
というニュースが流れたとき、最大のライバルとされるイオングループ
は特段の動きを見せていませんでした。
しかし、先日の「今月下旬から100店舗程度を皮切りに2008年度中に系列
の2万3000店舗全てで対応させる」というプレスリリースを見る限り、セ
ブン&アイの発表を受け、1年弱のテスト期間を経てパイロット段階に移
行したようです。
既にウォルマートの支配下にある西友が西友ショッピングカードという
プリペイド式の電子マネーで主婦層から好評を博しており、どの小売グ
ループもその有用性には注目していましたから、イオンでも電子マネー
システムに対する要件定義程度は行われていたのでしょう。
各社が電子マネー参入を目論んだ当初は決済手数料に着目することが多
かったようですが、小売業が絡んできた今では、自社グループの顧客囲
い込みという面が強まってきました。
それにともない、ハウスカードの価値が見直されてきています。
従来、会員カードを発行していた多くの企業では、会員の購買データに
関する分析(OLAPやDWH)が非常に不十分で、まともに売上に貢献した
分析というのは皆無だったように思えます。
※ウォルマートの「ビールと紙おむつ」の話以外は聞いたことが無い
ですが、近年、BI(ビジネスインテリジェンス)と名前を変えて、再び
データ分析による新たな購買の喚起が流行しようとしています。
セブン&アイではnanacoの情報をCRMに活用することを担当者が述べて
いましたが、実際にはCRM+BIになるでしょう。
BIの実績は、クレジットカード会社が比較的豊富なノウハウを抱えてい
ます。あるカード会社では、ゴルフに関する支払いが多い顧客の請求明
細文書にゴルフクラブの広告を掲載しています。
おそらく、セブン&アイやイオンでは、そのもう一歩先にある、購買商
品の内容次第で、顧客へのリコメンド商品をカスタマイズすることを考
えているのでしょう。
リコメンドと言えば、amazonを思い出す人が多いと思いますが、あのロ
ジックを喉から手が出るほど知りたいと思っているのは、実はこのよう
なリアルで商品を販売している小売業界なのです。
私の知る限り、amazonよりまともにオススメ商品を提示できるリコメン
ド機能を見たことがありません。それだけに、amazonと提携し、そのノ
ウハウを享受することができるとしたら、それはライバルを出し抜く武
器になると思うのです。
もしくは、オーバチュアなどのPPC広告技術に長けた企業と手を組んで、
キーワードからリコメンド商品を表示する技術に取り組むという方法も
あるでしょう。
いずれにせよ、独自電子マネーという武器を手に入れ、使用可能な店舗
を広げた後、さらにカード事業の価値を向上させるなら、あとはBIの領
域に足を踏み入れざるを得ません。
BI業者の方、今売り込みに行くなら、巷を騒がす小売業界が吉ですよ!
posted by 吉澤準特 at 22:49
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