2005年6月28日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0069
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発刊総数:1574部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :話しにくい人
● 裏話募集
● 特別レポートプレゼント
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■ ご挨拶
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どうも、エンジニアAです。
知り合いが結婚式を挙げるため、二次会のお誘いが我が家にも来ました。
ハガキには、返信は以下のメールアドレスまで、と書かれていたのに
ちょっと感心しました。なるほど、二次会出欠の確認程度なら、お金の
かからないこの方法はいいですね。
今回も編集後記あります。いちばーん下に書いてます。
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■ 業界裏話 :話しにくい人
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ウマの合わない人。誰にでもそういった人はいるはずです。
以前にもメルマガでお話したことがありますが、コーチングの考え方で
は、人は以下の4タイプに分かれます。
・感情表現:大、自己主張:大 →プロモーター
・感情表現:大、自己主張:小 →サポーター
・感情表現:小、自己主張:大 →コントローラー
・感情表現:小、自己主張:小 →アナライザー
※詳しくは巻末の「特別レポートプレゼント」をご覧下さい
感情表現と自己主張を縦軸横軸にとった4象限に各タイプを置くと、対
角に位置する性格の人が、最も相性の悪いタイプになります。
私はプロモーターですから、苦手なタイプはずばりアナライザー。そう
いえば、今一緒に仕事をしている人は、
・人の意見をさえぎる(最後まで話を聞かない)
・話の細部に拘って大局を見失う
・自分の意見が正しいと信じて疑わない
というように、アナライザーの悪い面が出ていますね。道理で苦労をす
るわけです。
しかし、話を聞いて理解するのと実践するのでは大違い。相性の悪いタ
イプとうまく付き合うというのは本当にエネルギーを使う作業です。意
見が分かれたとき、歩み寄るのにどれだけの力を費やしているのか、相
性の良いタイプと比較すると一目瞭然です。
前提:
あるシステム要件に対し、A案、B案どちらを採用するかを決める。
【プロモータ×サポータ】
プ「これはA案の方が優れてませんか?」
サ「そうですね、A案いいですね。うーん、でもB案も悪くないと思う
んですけどどうでしょうね。」
プ「なるほど、確かにB案にも見るべきものがありますね。例えばXX
のような部分なんかは要件にジャストフィットしますもんね」
サ「そうそう!それにここの部分も今回の要件に意外に使えると思うん
ですよね。」
プ「たしかにおっしゃるとおりですね。それは気づかなかった。あ、で
もその機能ならA案のこれを使えば同じことができそうじゃないで
すか?」
サ「ふむふむ、たしかにそうかも。ではB案よりもA案の方がいいみた
いですね。」
プ「じゃあA案でいきましょうか。」
【プロモータ×アナライザー】
プ「これはA案の方が優れてませんか?」
ア「何をもって優れているのか、具体的に言ってもらえませんか。私は
B案の方が機能要件を満たしていると思いますが。」
プ「なるほど、確かにB案にも見るべきものがありますね。例えばXX
のような部分なんかは要件にジャストフィットしますもんね」
ア「ジャストフィットするかは実際にやってみないと分からないと思い
ますよ。今の段階で断定するのは危険です。ただ、色々と応用でき
る機能があるのは確かでしょう。」
プ「たしかにおっしゃるとおりですね。それは気づかなかった。あ、で
もその機能ならA案のこれを使えば同じことができそうじゃないで
すか?」
ア「これもベンダーに確認しないとハッキリ言えないですよ。ただ、A
案の機能で代替できる可能性は比較的ありますし、これまでの意見
を総合すると、A案の方がより多くの必要要件を満たしてるように
思えますね。」
プ「じゃあA案でいきましょうか。」
どうですか、タイプがちょっと違うだけで、同じこと決めるのにやりと
りがまったく異なっていますよね。特に、アナライザーの発言は最初に
否定的な表現から入っているため、プロモーターに対して与えるプレッ
シャーは強くなります。
上記例はプロモーターからの視点ですが、他のタイプの人も同じように
苦手なやり取りというのがあります。
自分の言動が相手に不快感を与えないよう、人と話すときにはちょっと
気をつけてみてはどうでしょうか。
posted by 吉澤準特 at 10:01
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業界裏話
でも自分のタイプがよくわかりません(笑)。
基本的には、プロモーターか、サポーターに近いかも知れませんが、相手によってはアナライザーになることもありますね。
今までの経験上、自分が仕事がしやすいのは、性格が明るくておおらかな人(=自分と同じだから)で、やりにくい人は暗くて神経質な人ですかねぇ。
でもウマが合う、合わないというのはモチベーションに与える影響は大きいですね。
コメント遅れてすみません。
ノリの良い人は大抵プロモータかサポータですから、タイホナさんもきっとそうなんでしょう。
相手によって自分のタイプが変わるというよりは、自分の置かれたポジションによってタイプが変わるというのが正しそうです。
例えば、公式資料のレビューを行う場合、どうしても事実に基づいた表記を心がけなければなりませんから、アナライザーになる人が多いようですよ。