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2007年10月18日
IT業界の温室効果の1/4はデータセンターが原因
ITシステムが最も集積している拠点はどこかと言えば、間違いなくデー
タセンターです。
お陰で、現在、IT業界で最も環境に悪影響を与えているのは、断トツで
データセンターであるという状況です。
ITmediaには次の記事が掲載されていました。
「データセンターが排出する温室効果ガスの量は、情報通信技術業界全
体の排出量の約4分の1を占めている――調査会社米Gartnerが10月11
日、報告書をまとめた。
情報通信技術業界の2007年4月における温室効果ガス排出量は、世界
全体の2%を占め、航空業界と同程度だという。」
※詳細はコチラ
→ http://it-ura.seesaa.net/article/60880207.html
成長著しいIT業界では、システムの処理能力上昇に伴って消費電力が毎
年20%以上のペースでアップしており、これは他の製造業における工場
の電力消費量の上昇幅を圧倒的に上回っています。
加えて問題なのは、IT業界ではまだまだエコという視点が不十分であり、
今年の6月に欧米のClimate Counts社が発表したところでは、温室効果
ガスの抑制に対する貢献ポイントを比較すると、
・キャノン 77点
・IBM 70点
・モトローラ 60点
・Google 17点
・amazon.com 0点
※他56企業の採点状況
→ http://it-ura.seesaa.net/article/60880207.html
という散々たる結果に終わっています。特に、近年のオンライン企業の
代表格とも言えるGoogleとamazon.comは、発熱量の膨大なブレードサー
バを大量に抱えているということもあり、エコへの取り組みも特段行っ
ていないことから、この得点は妥当な結果なのかもしれません。
しかし、この状況も来年以降は徐々に改善されていくものと思われます。
IBMもHPもSunも昨年からエコシステムに力を入れており、特にSunは先
日、消費電力を低減(実質100W弱)させながら処理能力を大きく引き上
げたサーバを発表しており、この動きはますます加速するでしょう。
データセンターのソリューションで言えば、HPが発表しているサーマル
コンピューティング(全体的な空調効率最適化)の取り組みを始めとし
て、様々な排出熱の低減と電源消費の削減アプローチが行われています。
とは言え、データセンター自体へのシステムの集約は今後ますます推進
されることだと思いますので、IT業界全体の温室ガスの抑制はできても、
それに占めるデータセンターからの排出は、きっと今よりも増えていく
ことに違いないでしょうね。
今後は、データセンター同士のエコパフォーマンスが競争力に繋がって
くることも、税金の軽減や補助金のような特別支援を設ければ、十分有
り得る話ですし、これからデータセンターを構築しようとする方がもし
いらっしゃれば、エコの観点も重視した方が良いと思います。
http://blog.seesaa.jp/tb/61195095

