2005年9月1日発行
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■■ IT業界の裏話 No.0077
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発刊総数:1693部 http://it-ura.seesaa.net/
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▼INDEX▼
■ ご挨拶
■ 業界裏話 :仕事の範囲
● 裏話募集
● 特別レポートプレゼント
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■ ご挨拶
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29日、JASDAQの証券取引システムが数時間にわたって停止すると
いう事件が起きました。テストの前提条件となるコンフィグ設定自体が
誤っていたというのですから、なんとも言いようがありません。
日立製作所の名前も出てしまい、日立の営業にはきつい話です。
設定ミスによるシステム不具合は、ここ数年で頻発するようになったと
思います。近年のIT業界の労働環境が影響していると感じるのは、私
だけでしょうか?
今回も編集後記あります。いちばーん下に書いてます。
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■ 業界裏話 :仕事の範囲
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最近は、海外企業に定常業務をアウトソーシングする企業が増えてきま
した。しかし、同時に次のような声も聞こえるようになりました。
「分からないことがあったから連絡したのに、『それは我々の担当では
ありません』と拒否された。」
「以前の社内サポートの方が色々と面倒を見てもらえたのに。」
日本企業がアウトソーシングを依頼する海外企業は、中国、インドがメ
インになりますが、彼らの社会は契約社会ですから、契約時に定めた内
容を越える作業はサポートしてくれないんですね。
だから、彼らの対応は、彼らの社会においては当然の事であり、批難さ
れるいわれなどまったくないのです。
※中国は非契約社会と言われますが、欧米資本の流入とともに、IT産
業は間違いなく契約社会になっています。
しかし、非契約社会である日本においては、そのような考え方を受け入
れ難いと感じる人も多いようです。
外資系と言われているウチの会社でさえ、海外サポートセンターの評判
は芳しくありません。どうして、あとちょっとのことをやって貰えない
のだろうと不満を何度か耳にしています。
さて、ここでちょっと考えてみましょう。
あなた自身の仕事への取り組みは、他人からどのように思われているの
でしょうか。
上司や同僚から仕事を頼まれたとき、自分の担当内容から逸脱するもの
にはどのように対処しているのか、考えてみてください。
「これはAさんの担当領域だから、Aさんに作業をお願いしよう」
そう考えて、Aさんにメールで作業依頼をし、それっきり何もフォロー
は行わない。上司に聞かれたら、Aさんがやっているはずです、の受け
答えで終わり。
そんなことをやったことはありませんか?
あなたが不快に感じることは、多くの人も不快に感じているものです。
同じ事を他人に対してやっていないか、よく思い返してみて下さい。
posted by 吉澤準特 at 01:06
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業界裏話
よろしければ教えてください。
我が社の場合は日本語ですが、他の会社も同じようなものと推測しています。そうじゃないと、いきなり言語の壁が発生しちゃいますからね。
もっとも、ピュアな外資企業なら、そもそも最初からユーザサポートは英語のはずです。