2017年01月01日

吉澤準特の紹介

吉澤準特(ヨシザワジュントク) のこれまでの活動

外資系コンサルティングファーム勤務。専門領域における日本支社の実務責任者を務め、IT部門に対するコンサルティングを手がける。「クラウド」×「インフラ」×「サービス管理」を専門分野とし、ファシリテーションやコーチングにも造詣が深い。仕事柄、膨大な情報の処理に日々悩まされてきたが、コンサルタントならではの「議論の整流術」を「情報整理」にも応用することで、モノ・コトを自動で整理する本書の「整理術」にたどり着いた。著書に『図解作成の基本..

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2012年06月26日

ファーストサーバのバックアップデータ消失に見る、削除コマンドとの付き合い方

6月20日にレンタルサーバサービスを提供するファーストサーバが大規模障害を引き起こし、顧客データが消滅するという事態が発生しました。事件の詳細は同社サイトに掲載されているので、そちらを引用します。

■ 障害の原因
原因1:脆弱性対策のための更新プログラムの不具合

脆弱性対策のためのメンテナンスが必要となる都度、メンテナンスのための更新プログラムを作成しており、今回も更新プログラムを作成しています。

そのプログラムの記述において、ファイル削除コマンドを..

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2011年08月04日

Plan-CheckとDo-Actionの違いが分からない人へ

PDCAと聞いて「何ですか、それ」と問い返す人はいないというくらいには知られている品質改善プロセスのフレームワークについて、本当はよく理解せずに使っている人は意外に多いかも知れません。

例えばITの世界では、サービスマネジメントのデファクトスタンダードであるITILによって、PDCAという継続的改善活動は身近なものになっていますが、最初に改善活動の計画を立てたものの、そこから先は目先の改善に終始してしまっているケースが散見されます。

しかし、PDCAサイクルを本当に分かっ..

posted by 吉澤準特 at 19:01

2011年01月19日

新幹線トラブルに見る、開発部門と運用部門の情報格差

1/17(月)午前8時23分、JR東日本の運行管理システム「COSMOS(コスモス)」の運用でトラブルが生じ、JR東日本新幹線が全線不通になる事件がありました。

そのトラブルは、列車のダイヤを管理する画面の表示が部分的に消えてしまったというもので、駅側に正しくデータが届いているかを確認するために、全ての新幹線の運行停止判断を下したそうです。

1時間15分後に自然復旧したため、運行は再開されましたが、逆に「障害が起きたのにどうして自然復旧したのか?」という、システムエンジニ..

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2011年01月04日

恐るべき条件を掲げるIT求人広告

IT業界はいつでも人手不足です。特に手を動かす側の仕事は介護業界並の売り手市場なのですが、待遇が劣悪なためにすぐに人が辞めてしまい、また求人を繰り返すという悪循環に陥っています。

そんなIT業界の求人情報の中で、近年稀に見るスゴイものを発見しました。その求人はシステム運用および運用文書作成の仕事なのですが、求められるスキル・応募資格に特筆すべき条件が挙げられています。

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1. Word(文書作成..

posted by 吉澤準特 at 23:37

2010年02月07日

あなたのシステムがレガシー化してしまう理由

一般的にシステムというものはリリース直後が最も手間がかかり、その後、運用が落ち着いていくと思われがちですが、一概にそうとは言えないのが現実です。

現状の機能に変化を加えないのであれば問題ありませんが、まったく変わらないビジネスを提供し続けることができる会社は稀でしょう。

例えば携帯電話業界では、夏モデル/冬モデルのような年2回のビジネス変化が必ず発生しており、料金プランの変更や新サービス・機能のリリースが行われます。2009年冬のドコモの場合、GPSに関する新機能が新たに..

posted by 吉澤準特 at 18:01

2009年08月28日

「闇リリース」は善意でやっても不信を招く

闇リリースという言葉があります。

事前にユーザーと合意していたシステム変更をリリースする際、無断で他の箇所を変更してしまう行為を指し、昔はかなり多くの人が手に染めていたと言われています。

しかし、ITILなどの運用管理フレームワークが一般化し、変更管理やリリース管理が一般化したことでベンダーの意識は大きく変わりました。

無断でシステム変更するなんて、ベンダーにとってはリスク以外のなにものでもありません。ミスを密かに修正してトラブルが起きてしまう可能性を考えれば、正直に変更リクエスト..
posted by 吉澤準特 at 14:41

2009年02月28日

Yahoo!Japanのシステム開発と運用の裏側

Yahoo!Japanでシステム統括部にいらっしゃる方が、Yahooのシステム開発と運用の分離について書いています。

http://techblog.yahoo.co.jp/cat207/cat209/post_6/

当開発部では開発者と運用者とを明確に分離し、

  • 開発者はリリースモジュールに触れる事が出来ない。
  • 運用者はソースコードに触れる事が出来ない。

というシステムを確立する事にいたしました。


そこで、リリースフローを見直し、
ソース管理..

posted by 吉澤準特 at 11:45

2007年11月16日

システム運用はIT業界の最下層扱いで良いのか?

一連のIT業界(SI)に関する多くの方のブログを読むにつれ、ビジネス屋(管理志向)と技術屋(現場志向)の温度差が改めて浮き彫りにされたような感があります。

「コミュニケーションって大事だよね」という声と、「ワクワクするようなプログラミングを求めてるんだよ」という声は、決して同じ方向を向いているとは言い難い。

これを読んでいる皆さんはお分かりの通り、現在の私は管理屋としての意見を通しています。それは、SIerにハイレベルの実装屋はほんの一握り存在すれば十分だからです。

アーキテクトも..

posted by 吉澤準特 at 01:31

2007年05月10日

ITIL準拠という幻想

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■■  IT業界の裏話−−−−−−−−−−−−−−−−−−−No.0227

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 発刊総数:4450部              http://it-ura.seesaa.net/
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 ■ ご挨拶
 ■ 業界裏話    :ITI..

posted by 吉澤準特 at 00:17

2006年06月15日

ITILで運用が楽になる?

                          2006年6月13日発行
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■■  IT業界の裏話                    No.0158

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 発刊総数:2902部              
http://it-ura.seesaa.net/
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posted by 吉澤準特 at 08:01

2006年06月13日

進化するコールセンター

                          2006年6月12日発行
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■■  IT業界の裏話                    No.0157

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 発刊総数:2902部              http://it-ura.seesaa.net/
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posted by 吉澤準特 at 03:19

2006年03月29日

ITIL Foundationを2万円で買おう

                          2006年3月27日発行
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■■  IT業界の裏話                    No.0145

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 発刊総数:2702部            
http://it-ura.seesaa.net/
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posted by 吉澤準特 at 06:43

2006年02月27日

比較で暴利をごまかす

                          2006年2月24日発行
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■■  IT業界の裏話                    No.0124

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 発刊総数:2211部              
http://it-ura.seesaa.net/
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posted by 吉澤準特 at 22:56